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JRA所属騎手・藤田菜七子がデビュー!デビュー戦の結果は?

      2016/04/30

fujita

JRA(日本中央競馬会)所属の藤田菜七子さんがデビューをしました。これはJRAの女性騎手としては16年ぶりになるということもあり、競馬界では大きな話題になってます。そこで藤田さんが歩んだ競馬学校やデビュー戦の様子などを紹介します。また藤田さんのレース結果、出走レースの予定など随時更新していきます。(これまでのレース結果はこちら→レース結果と出走予定)

※2016年3月24日追記
ついに藤田さんがプロ初勝利を飾ってくれました。浦和競馬場の第3レースで単勝2番人気のアスキーコードに騎乗して2馬身差で逃げ切りました。しかも第6レースでも1着でゴールし、2勝目を飾りました。とにかくおめでとうございます。

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藤田菜七子さんってどんな?

藤田さんは1997年8月9日生まれの茨城県出身。小学6年生の時にテレビ中継の競馬を見て、騎手の姿がかっこいいと思い乗馬苑に通い始めたそうです。中学になるとプロ騎手を目指す選抜チームに所属し、ほとんど休みなく練習に励んでいたそうです。

中学を卒業後、競馬学校に入学しさらに厳しい訓練に3年間耐えました。なかでもフィジカルトレーニングが一番辛かったそうで、何回か学校を辞めようかと思った時もあったそうです。

競馬学校時代はテレビよりも小説を週に1冊は読むほど本が好きで、とくに伊坂幸太郎さんの小説が好きとのこと。

その後、競馬学校を卒業するにあたりJRA7人目の女性騎手の候補として注目をされるようになりました。東京競馬場で行われた模擬レースは、藤田さんにとって初めての観客の前でのレース。結果は良いところが発揮できず最下位の5着でした。ただ、16年ぶりのJRA女性騎手誕生の期待に「菜七子フィーバー」がすでに起き始めていました。

千葉県白井の競馬学校で一般公開された模擬レースでは、JRAが藤田さんのアピールとして近隣住民に5万枚のチラシを配布しました。雨の中にも関わらず昨年の4倍以上となる1050人が来場。競馬ファンの藤田さんへの期待がうかがえます。その後、藤田さんは第9回模擬レース最終戦で見事初勝利を飾りました。最後の最後で勝利をつかんだ藤田さんは「持っているな」と笑顔で答え、合格発表を待つこととなります。。

2016年2月11日、多くのテレビカメラや記者が訪れる中、新規騎手免許試験合格者が発表され、藤田さんは見事合格することができました。会見に臨んだ藤田さんは「この日が待ち遠しかった。馬への当たりの柔らかさなど女性ならではの強みを生かし、先輩に追いついていきたい」とコメントしました。

2013年9月に増沢由貴子さんが引退して以来、生え抜きの女性騎手が不在となっていたため藤田さんに期待する声は大きいです。しかし、JRAから排出された女性騎手は大きな活躍を残せていないという現実があります。それでも藤田さんは明るい表情で次のように語っています。

「女性ということで、不利なこともある分、有利な点はあるはず。そこを活かして実績を残したい」

女性騎手がまだ大きな活躍をしてないかもしれませんが、模擬レースの最後戦で初勝利を飾った藤田さんの強さに期待していきたいところです。

それでは次に競馬学校入学からデビューするまでの難しさをご紹介します。

騎手になるってどんだけ難しいの?

まずJRA騎手になるためには、競馬学校の騎手課程の入学試験に合格しなければなりません。募集人数は毎年15名以内で倍率は30倍という狭き門となっています。また試験応募にあたり以下のような条件があります。

1.年齢・学歴
競馬学校入学時に中学校卒業以上の学歴を有する者、又はこれと同等以上の学力を有すると認められる者で、平成28年4月1日現在の年齢が20歳未満の者

2.体重
44.0~46.5kg
※年齢区分ごとに体重制限が設けられています。

3.視力
裸眼で左右ともに0.8以上(眼鏡、コンタクトは不可)

以上が主な条件になります。やはり競馬学校ということもあり特殊な条件ですね。さらに試験で大変なところは年齢や体重も挙げられます。年齢が若いほど合格しやすいこともあるそうです。噂では競馬学校の合格傾向からすると高校卒業後に合格した例がほとんどないということです。また、育ち盛りの年齢ということもあり、体重の増加で応募資格に引っかかってしまうこともあるそうです。

※地方競馬にも「地方競馬教養センター」という競馬学校が設置されています。応募条件は「JRA競馬学校」とほぼ同じような条件です。

さて、入るのも入ってからも大変な競馬学校。競馬学校の騎手課程では体重管理や健康面に関する問題などから毎年のように中途退学者が出ます。入学時と卒業時を比較して数名減となるのが通例となっており、卒業生が半分以下になった時もあるそうです。競馬の世界では厳しい体重制限が設けられており、過酷な制約が終始ついて回り続けます。中学を卒業したばかりの訓練生の中には、在学中に第2次性徴の影響により身長が伸びてしまうことがあります。そのため体重が増加し過重な減量を迫られた末、自己管理や食事制限の限界を超え心身ともに変調をきたし退学に追い込まれてしまう場合もあるのです。

また近年の競馬界内部の状況により、見習い騎手にもデビューと同時に技術と結果がより強く要求される時代となり、現場サイドから競馬学校へ「即戦力の育成」という要求が突きつけられています。そのため騎手課程では育成カリキュラムの大幅な強化が行われ、騎手デビューまで至るにはハードルがより高くなっているといえます。過去には2008年3月の騎手デビューをする生徒がわずか3名となり模擬レースが行われなかったということもありました。

ここまで見ると、競馬学校入学から卒業・デビューするだけでも本当に厳しい世界です。騎手になりたいのに体の成長のために諦めざる負えないとか残酷でもあると思います。本当に騎手という職業は選ばれた人間のみがなれる世界だとよくわかりました。

それでは次に藤田さんがデビューした時の様子をご紹介します。

 

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藤田菜七子デビューは異例の地方競馬!?

3月3日ひな祭りの日、藤田さんはNAR(地方競馬全国協会)の川崎競馬場から初デビューを飾りました。これはJRAの騎手としては地方競馬からのデビューというのは異例のことであり、同期のJRA騎手よりも早い実践での騎乗となりました。これは単純に話題性を取り上げたかったのではないかと思いますが。

とにもかくにも注目が高いことがうかがえます。「菜七子フィーバー」に盛り上がる川崎競馬場は前開催に比べ約4倍のファンが入場。デビュー戦となった1レース目でのパドックは重賞並みに人が詰めかけ、あちらこちらから声援が飛びました。

fujita2デビュー戦、パドックの様子

藤田さんは、デビュー戦の相棒コンバットダイヤに騎乗しました。コンバットダイヤは前走で4着の成績に加え、藤田さんの人気もあって単勝2番人気に推されました。レース開始後は5番手でレースを進めましたが、ズルズルと後退してしまい勝負どころで先行集団と差が広がってしまいました。直線での左ムチも及ばず9頭立て8着にてレースを終えデビュー戦での勝利にはなりませんでした。初レースを終えた藤田さんは「聞いていた通りコーナーがきつく、あっという間にレースが終わった感じです。無事に終わって、ほっとしていますが、結果が出せなくて、本当に申し訳なく 思っています。JRAでのデビューを前に、こうした騎乗機会をいただき、感謝しています。次のレースからも全力で騎乗したいと思います」とコメント。

5レースではミスターナインワンに騎乗し、最後の直線で後方から追い上げて頭差で2着になりました。この日は6鞍に騎乗し、第1レース以外はすべて掲示板に入るなどして堂々の手綱さばきでファンを沸かせました。

すべてのレースを終えたあとの会見では、「今日の騎乗は30点でしたが、100点を目指して頑張っていきたい」とコメントをしました。

藤田さんのレース結果・出走予定はこちらから

まとめ

藤田さんの競馬人生は始まったばかりです。16年ぶりのJRA女性騎手がデビューということもあり、こぞって取材やテレビに取り上げられることと思います。藤田さんがレースに集中できるよう関係者の方々には、おかしなマスコミから守ってほしいと思います。藤田さんの活躍によって騎手を目指す女性が増えたり、新たな競馬ファンの獲得ができると思います。かくいう私も実は競馬というものをほとんど知らなかったので、藤田さんをきっかえに競馬に興味を持ってみようと思いました…(^-^;

 

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 - スポーツ, 競馬(藤田菜七子), 話題