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2016年リオ五輪/マラソン女子 伊藤・福士・田中が走る日程は?

      2016/04/25

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リオデジャネイロオリンピックの男女マラソンの日本代表選手6名が決定しました。理事会では満場一致で6名が選ばれ、福士選手以外はどの選手もオリンピックは初出場になります。

代表選手は本番に向けて準備に勤しんでいることと思いますが、ケガがないよう無事スタートラインに立つことを祈っています。

それでは、代表に選ばれた3選手のプロフィールをご紹介していきます。

男子マラソン代表はこちらから
2016年リオ五輪/マラソン男子 佐々木・北島・石川が走る日程は?

 

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伊藤 舞

伊藤 舞
いとう まい
1984年5月23日(32歳)
奈良県奈良市出身
156㎝
41kg
出身校:京都産業大学
所属:大塚製薬
五輪:初出場
主な戦績
2016年大阪ハーフマラソン・女子の部/ 優勝
2015年世界陸上北京大会/ 7位
2015年名古屋ウィメンズマラソン/ 3位
自己記録
3,000m 9分17秒06
5,000m 15分44秒97
10,000m 32分07秒41
ハーフマラソン 1時間09分57秒
フルマラソン 2時間24分42秒

<伊藤選手略歴>
中学時代はバレーボール部に所属し、バレーボールの名門である京都橘高等学校に進路を決めるも、入学後に陸上部へ転向。ただし高校時代は全国大会への出場経験もなく、これといって目立つ選手ではありませんでした。京都産業大学進学後も故障が原因でなかなか芽が出ませんでしたが、4年生になってからは2006年の京都シティハーフマラソンと、日本学生陸上競技対校選手権大会女子10,000mで優勝という成績を残しています。

大学卒業後は実業団に入団。デンソーに入社するも、思うようなパフォーマンスを残せず退社。その後、現在の所属先である大塚製薬へ入社します。主に体力アップのためのトレーニングを集中的に行ったところ成績が向上し、2009年の上海マラソン・女子ハーフマラソンで優勝を飾ります。2010年には名古屋国際女子マラソンにて初マラソンに挑戦し、4位に入賞します。翌年の2011年に出場した大阪国際女子マラソンでは、優勝した赤羽有紀子選手とデットヒートを繰り広げますが、惜しくも2位で敗れていますが、2時間26分台の記録を残します。これが評価されて世界陸上に初めて選出されます。2012年の名古屋ウィメンズマラソンでは、ロンドン五輪出場の切符を掛けて他のランナーたちと競うまでに成長しましたが、今一歩力及ばず代表選出には至りませんでした。

2015年にはその年の世界陸上の選考大会となる、名古屋ウィメンズマラソンにてまずまずの成績を残し、2度目の出場を決めます。そして出場した世界陸上競技選手権大会の女子マラソンにて、日本女子トップの成績となる7位入賞。日本陸連が提示した条件である「マラソン種目も含め世界陸上で日本人トップ、かつ8位入賞以内で、リオデジャネイロオリンピック即内定」をいち早く満たし、リオ五輪への切符を手にしました。

これまでの経歴や成績からも、地道にコツコツとキャリアを積み上げてきた伊藤選手は苦労人といわれています。初の五輪を32歳で迎えることになりますが、伊藤選手の持ち前の粘り強さと大塚製薬の河野監督をはじめとするスタッフ陣とともにリオ五輪での活躍に期待したいと思います。

 

福士 加代子

福士 加代子
ふくし かよこ
1982年3月25日(34歳)
青森県北津軽郡出身
161㎝
45kg
出身校:五所川原工業高校
所属:ワコール
五輪:アテネ、北京、ロンドン、リオデジャネイロ(フルマラソンでは初)
主な戦績
2016年大阪国際女子マラソン/ 優勝
2015年シカゴマラソン/ 4位
2013年世界陸上モスクワ大会/ 銅メダル
自己記録
1,500m 4分21秒61
3,000m 8分44秒40(日本記録)
5,000m 14分53秒22(日本記録)
10,000m 30分51秒81
ハーフマラソン 1時間07分26秒(アジア&日本記録)
フルマラソン 2時間22分17秒

<福士選手略歴>
高校時代まではインターハイや国体への出場経験はあるものの、特にこれといって目立つ選手ではありませんでした。2002年に横浜国際女子駅伝で日本代表チームに参入してから徐々に頭角を現し始めます。数々の駅伝大会や陸上大会の5,000m、10,000mレースで好成績を残しました。2004年のアテネ五輪、2008年の北京五輪の2大会には、10,000mの選手として出場しています。2008年1月には初マラソンに挑戦。当初は同年の北京五輪へマラソン枠での出場を目指していましたが、経験不足からペース配分に失敗し代表選出には至りませんでした。続く2012年のロンドン五輪もマラソン枠での好成績は残せずに選考から漏れてしまいましたが、10,000mの選手として3大会連続出場を果たしました。

マラソンでのキャリアの停滞から抜け出す転機となったのは、2013年に出場した大阪国際女子マラソンからです。同大会では1位の選手のドーピング違反が発覚したため、繰り上げでマラソン初優勝を果たしました。また同年の世界陸上の女子マラソンにて銅メダルを獲得。その後数年ケガに悩まされましたが、2016年の大阪国際女子マラソンにて2時間22分17秒で自己ベストを更新し、2度目のマラソン優勝。リオ五輪のマラソン枠出場に名乗りを上げました。ところが日本陸連は福士選手の内定を決定しませんでした。リオ五輪出場を確定させるために3月の名古屋ウィメンズマラソンへの参加を表明します。これを受けて、日本陸連が同大会への出場回避を要請するという事態になりました。結局その後、福士選手の五輪出場の内定が決定したため同大会への出場は取り消しましたが、この騒動はマラソン五輪代表の選考基準の曖昧さを露呈することになりました。

マラソン参入当初は苦しんでいたペース配分も安定してきた昨今、今年に入って自己ベストを更新するなど調子を上げている福士選手。この勢いを保ったまま、本番のリオ五輪でも素晴らしい活躍を見せてほしいものです。

 

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田中 智美

田中智美

田中 智美
たなか ともみ
1988年1月25日(28歳)
千葉県成田市出身
154㎝
39kg
出身校:英和高校
所属:第一生命
五輪:初出場
主な戦績
2016年名古屋ウィメンズマラソン/ 2位
2015年ベルリンマラソン/ 8位
2014年横浜国際女子マラソン/ 優勝
自己記録
3,000m 9分15秒32
5,000m 15分37秒59
10,000m 32分08秒74
ハーフマラソン 1時間09分24秒
フルマラソン 2時間23分19秒

<田中選手略歴
本人に自覚はなかったものの幼少のころから走るのが早く、小学校時代は子供向けのレースで優勝するなどの活躍を見せていました。2000年のシドニー五輪金メダリスト・高橋尚子選手に憧れてマラソンを始めました。その後の学生時代には目立った活躍は見せていませんが、玉川大学在学中に所属していた陸上部でランナーとしての勝負勘を養い、現在の所属先の山下佐知子監督にその才能を見出されます。卒業後に入社した第一生命で、同僚ランナーの練習相手を務めながら実力を養い、2011年の全日本実業団対抗女子駅伝競走大会や、2012年の全日本実業団ハーフマラソンで団体優勝、個人優勝を経験。2014年3月の名古屋ウィメンズマラソンでフルマラソンデビュー。見事4位の成績を残し、同年11月の横浜国際女子マラソンではマラソン初優勝を飾るなど大活躍をしました。

順調と思われた田中選手のキャリアですが、2015年には前年の世界陸上出場からの落選という苦い経験もしています。2014年の大会優勝で確実と思われていた世界陸上への出場ですが、記録の差で他の選手に決まってしまいました。そのため、今回のリオ五輪出場の内定が出るまでは落ち着かなかったと話しています。リオ五輪へのマラソン出場を決定づけたのは、2016年3月に行われた名古屋ウィメンズマラソン。この大会で日本人選手最高の2位に着けて、夢の五輪への出場切符を手にし前年の雪辱を果たしました。

リオへ一緒に行く女子マラソンの福士選手、伊藤選手とは2年前の日本代表合宿で同室だったそうで、気の合う仲間との再会を喜んでいた田中選手。五輪では人が見て走りたいと思われるようなレースがしたい、本気でメダルを狙いたいと意気込みも十分。持ち前の勝負強さを活かした走りでのメダル獲得に期待が高まります。

 

女子マラソン日程

日付 2016年8月14日(日)
時間 09:30~12:30

※日時はブラジル現地時間になります。

 

まとめ

今回のリオ五輪の選考で福士選手と陸連が揉めていました。昔から選考にあたっては問題をはらんでいるようで、誰もが納得する完璧な選考というのは難しいようです。

例えば、バルセロナ五輪での、松野明美さんと有森裕子さん。アトランタ五輪では、選考3レースの中で最高タイムを出した鈴木博美さんの落選などが挙げられます。

ですが、今回に関していうと福士選手は大阪国際女子マラソンが終わった時点で、優勝と優秀なタイムで内定が確実と思ったのでしょうが、まだ選考レースが残っていたので陸連は早期の内定を出さなかっただけかもしれません。

福士選手側は五輪代表を確実に手に入れたい思いで名古屋での選考レースに強行出場するつもりのようでした。しかし、陸連はそんな短期間で2度のフルマラソンは身体への負担や福士選手の故障が懸念されたため出場の中止を要請したようです。それをメディアが面白おかしく煽り立てたのではないでしょうか?

ただ、このように良くも悪くも世間の注目を浴びたので、選考基準はまた改められることにはなると思います。なるべくなら曖昧といわれている選考基準に対して、選手が悩まないような案が出てくればいいですね。

とにもかくにも、女子マラソンは8月14日9:30(※現地時間)からスタートします。その日を楽しみに待つとしましょう♪

男子マラソン代表はこちらから
2016年リオ五輪/マラソン男子 佐々木・北島・石川が走る日程は?

その他の競技はこちらのリンクからご覧ください(まだ完成途中ですが……)
2016年第31回リオデジャネイロ五輪/28競技と種目一覧と日程

 

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 - スポーツ, リオデジャネイロ五輪