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2016年リオ五輪/柔道・男子日本代表選手一覧とプロフィール

      2016/08/07

s-日本代表

2016年4月3日、男女の最重量を除く12階級の代表内定選手が発表されました。今回の選考では、体重別選手権大会閉幕後の発表ということもありましたが、選考としては2015年の講道館杯やグランドスラム東京大会、冬季欧州遠征などの実績やここ1~2年の成績による国内ポイントシステムが重視されました。

体重別選手権では、第1シードの選手が次々に敗れる波乱がありましたが、結果的には選手選考自体は前評判通りだったようです。それではリオオリンピックに選出された柔道男子6階級の代表選手をご紹介します♪

※100キロ超級は4月29日の全日本選手権を最終選考会をもって発表されます。

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2016年リオ五輪/柔道・女子日本代表選手一覧とプロフィール

 

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・60kg級 高藤直寿/たかとうなおひさ

s-高藤直寿

リオデジャネイロ(五輪初出場)
1993年5月30日生まれ栃木県下野市出身。身長160cm、得意技は小内刈、肩車。パーク24所属。

7歳の時に柔道を始め、小学校5年生で全国小学生学年別柔道大会40kg級の初代チャンピオンになります。翌年も45kg級で優勝し2連覇を達成。中学3年生の時に全国中学校柔道大会で優勝。

高校1年生の時、16歳以下の世界一を決める「世界カデ」に出場して優勝を果たします。その後も国内外で好成績を残します。

東海大学に入学後も、高藤選手の快進撃は続きます。小中高それぞれの全国大会を制覇、世界大会のジュニア、シニアの世界選手権でも優勝は初の快挙です。国際大会においても、連続優勝記録が8、対外国選手の連勝記録は36という記録を残しています。ただ、この連勝記録が止まったのは、高藤選手にとっては経験のない地元有利の判定で敗れたものでありました。

ちなみに高藤選手は、2014年6月30日に元強化指定選手だった4歳年上の女性と学生結婚をしています。結婚後も名だたる世界大会において優勝を飾ります。体重別選手権では、3位で終わりますが、実績などからリオ五輪代表に選出されます。

高藤選手は、相手に合わせて対応できる術を持ち合わせています。しかも、やったことのない技を試合でいきなりできる強みがあります。また、東海大学・上水監督は高藤選手のことを天才と評しています。

リオ五輪でも思う存分その力を発揮し、メダルを是非獲得してほしいです。

 

・66kg級 海老沼匡/えびぬままさし

s-海老沼匡

ロンドン(銅メダル)、リオデジャネイロ(五輪2回目)
1990年2月15日生まれ栃木県小山市出身。身長170cm、得意技は背負投。

5歳の時、二人の兄の影響で柔道を始めます。道場の先生はどうせすぐ負けるだろうから、経験を積ませるために(栃木)県南大会に幼稚園年長の海老沼選手を出場させます。ところが、小学1年生の部で優勝してしまったことから、道場の先生は主催者側から非常に怒られたそうです。ただ、海老沼選手はここからある意味自分の柔道人生がスタートしたと語っています。

小学校卒業と同時に親元を離れ、講道学舎に入ります。中学校時代は全国大会で優勝。高校・大学で着実に実力をつけ、2012年選抜体重別選手権で3連覇を達成し、ロンドンオリンピック代表に選出されます。ロンドンオリンピックでは、準決勝で敗れるものの3位決定戦で勝利し銅メダルに輝きます。

その後、史上5人目の世界選手権3連覇を達成します。また、その年に女子63kg級で世界選手権で5位になったこともある阿部香菜さんと結婚しました。

2016年4月の選抜体重別選手権では、準決勝で敗れてしまいますが実績からリオデジャネイロオリンピック代表に選出されます。

4年前のロンドンオリンピックの時は、まだ柔道の実力は途中で一応銅メダルはとったという感じだったそうです。リオオリンピックの時は精神的にも実力も違っていると思いますので、海老沼選手の試合を楽しみにしています。

 

・73kg級 大野将平/おおのしょうへい

s-大野将平

リオデジャネイロ(五輪初出場)
1992年2月3日生まれ山口県山口市出身。身長170cm、得意技は大外刈、内股。旭化成所属。

7歳の時、柔道を始めます。小学生の時は、体も小さくなかなか勝てなかったそうです。中学から上京し講道学舎の所属となります。高校2年生でインターハイ73kg級で優勝。天理大学進学後は、着実に力をつけ国内外の大会を制覇していきます。

2013年には世界選手権代表に選出され、初戦で元世界チャンピオンを、さらに決勝ではロンドンオリンピック銅メダリストを破り、6試合オール一本勝ちで優勝を飾ります。団体戦でも、大野選手はオール一本勝ちをし、個人戦と団体戦で合計10試合をオール一本勝ちという快挙を達成します。

その直後、天理大学柔道部の暴行事件が発覚し処分を受けます。

卒業後は、旭化成に所属し実績を積み上げていきます。2015年、世界選手権優勝後のインタビューでは、柔道という競技は世界選手権で勝っても世間から評価されないし、オリンピックに出れなかったり、出場しても負ければまったく意味をなさなくなるので、オリンピックに出場して必ず金メダルを取りたいし、また、そういう部分にやりがいがあると語っています。

2016年に入っても大野選手の快進撃は続き、リオデジャネイロ代表に選出されました。代表決定後の会見でも、必ず金メダルを獲得したいとコメントをしています。

大野選手が語っているように、柔道という競技はオリンピックの時には持ち上げられますが、そのほかの国際大会に関してはさらっと流されて終わっているように思います。オリンピック以外でも多くの日本人選手が世界を相手に活躍をしています。大野選手には、金メダルを獲得して日本柔道の素晴らしさを世に広めてほしいと思います。

 

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・81kg級 永瀬貴規/ながせたかのり

s-永瀬貴規

リオデジャネイロ(五輪初出場)
1993年10月14日生まれ長崎県長崎市出身。身長181cm、得意技は内股。旭化成所属。

6歳の時に世界選手権で2位になった大叔父の平尾氏が師範を務める道場で柔道を始めます。小学校5年生の時、全国大会に出場しますが、栃木県代表・高藤選手(リオ五輪60kg級代表)に敗れて5位になります。6年生の時にも高藤選手に敗れベスト16止まりとなります。

中学校3年の時に、全国大会に出場しますが5位という成績に終わっています。長崎日大高校に進学すると、高校選手権で優勝し頭角を現してきます。3年生の時に、インターハイで優勝、全日本ジュニアでは2位、講道館杯(強化選手も出場したり、翌年のオリンピック代表選手の選考も兼ねる大会)では高校生ながら3位という好成績を残します。

筑波大学進学後は快進撃が続き、講道館杯を含め様々な大会で優勝を飾ります。これらの結果により世界ランキングも一気に23位まで上がります。2015年、全日本学生柔道優勝大会(団体戦のみ)では大会8連覇を狙う東海大学を見事に下し、国公立大学として初めて優勝へと導きます。さらに勝つことが難しい世界選手権81キロ級で日本人として初の優勝者となります。

2016年の選抜体重別選手権では3連覇を飾り、リオデジャネイロオリンピック代表に選出されます。2000年シドニーオリンピックで瀧本誠さん以来、81キロ級ではメダルから遠ざかっています。永瀬選手は「何が何でも金メダルを取りたい」とコメントしています。難しい階級ということは重々承知ですが、是非メダルを獲得するシーンを見たいと思います。

 

・90kg級 ベイカー茉秋/ベイカーましゅう

s-ベイカー茉秋

リオデジャネイロ(五輪初出場)
1994年9月25日生まれ東京都千代田区出身。身長178cm、得意技は大内刈。東海大学在学中。

子どものころピアノを習っていたが姿勢が悪かったため、矯正するには正座をする柔道をやるのが適していると考えたピアノ教師の勧めで、6歳の時に柔道クラブに通うようになったそうです。小学校5年生の時に、全国大会に出場しますが、決勝トーナメント一回戦で敗れてしまいます。中学時代は都大会での準優勝が最高成績でした。

東海大浦安高校に入学した時は66kg級でしたが、団体戦で戦うため1日7食の食事とウェイトトレーニングに取り組んだことで81kg級まで階級が上がりました。2年の時には、インターハイ個人戦で3位という成績をおさめます。さらに90kg級に階級を上げると、高校選手権でオール一本勝ち、団体戦でも大将としてチームの初優勝に大きく貢献しました。その後、公式試合で46連続一本勝ちという記録を残すこととなります。その後も個人戦、団体戦でも優勝という輝かしい成績を積み重ね、高校3冠(全国高校選手権、金鷲旗、インターハイ)を達成。高校2年の後半から急激な成長を遂げた、今までにないタイプの柔道家として話題になったそうです。

東海大学に進学すると、国際大会などにも出場し優勝など上位の成績をおさめます。全日本学生柔道優勝大会では、7連覇という偉業にも貢献します。国際大会の成績の評価・実績により、2016年選抜体重別選手権では優勝こそ逃すもののリオデジャネイロオリンピック代表に選出されました。

高校2年生の時に、急激に成長を遂げるという漫画チックな感じがしますが、それまでの努力の積み重ねと才能が開花したということなんでしょうか?何にせよ、すごく楽しみな選手なのでリオ五輪での活躍に期待しています。

 

・100kg級 羽賀龍之介/はがりゅうのすけ

s-羽賀龍之介

リオデジャネイロ(五輪初出場)
1991年4月28日生まれ宮崎県延岡市出身。身長186cm、得意技は内股。旭化成所属。

5歳の時、2歳年上の兄とともに柔道を始めます。そのころは競泳も同時に習っていたそうです。小学校3年生になると神奈川県横浜市に引っ越し、そこで柔道に専念するようになります。小学校6年生の時に全国大会・団体戦で3位になります。中学3年生の時には全国大会90kg級で3位という好成績をおさめます。

東海大相模高校に進学すると1年生の時に、金鷲旗で史上初の20人抜きを達成します。3年の時、インターハイでオール一本勝ちで100kg級を制覇。また団体戦では2年連続高校3冠を達成するなどの活躍をしています。

東海大学に進学すると、全日本ジュニアをオール一本勝ち、世界ジュニアでは準決勝以外はすべて一本勝ちで優勝をしています。また、講道館杯でも優勝をしたことで、父親の羽賀善夫氏も同じ大会の優勝経験者であったことから父子2代での講道館杯制覇を成し遂げました。

その後も活躍を続けますが、左肩脱臼のケガをしたのちは目立った活躍はできずロンドンオリンピックの出場には至りませんでした。その後、左肩の手術を受け、長期のリハビリを行うこととなります。約1年後に全日本学生柔道優勝大会で復帰し、チームの優勝に貢献します。

2015年の世界選手権では、100kg級に5年ぶりの金メダルをもたらしました。その当時、同階級は国際大会での低迷が続き、2014年の世界選手権に派遣を見送るという前代未聞の事態に陥った過去がありました。そういう屈辱の経緯も味わったうえでの勝利だったので、優勝インタビューでは「これで、やっとリオ五輪で金メダルを取りますといえる」とコメントをしています。

2016年3月、練習中に左ひざのじん帯を損傷して2か月近く治療と安静が必要になり、4月の体重別選手権を欠場することになりました。ただ、今までの実績によりリオデジャネイロオリンピック代表に選出されています。会見では、。「(欠場は)リオ五輪で結果を出すための選択だった。チャンスをもらえたので、結果を残すことで認めてもらいたい」とコメントしています。

羽賀選手のケガもリオ五輪直前でなかったので良かったと思います。五輪代表に選出されることや、その準備も一日一日大変だったことだと思います。だから、なおさらケガでその力を発揮できなくなるような事態にならないように祈るばかりです。

 

・100kg超級 原沢久喜/はらさわひさよし

原沢久喜

リオデジャネイロ(五輪初出場)
1992年7月3日生まれ山口県下関市出身。身長191cm、得意技は内股、大外刈。JRA所属。

小学校1年生の時から柔道を始めます。高校進学時は66kg級の選手でしたが、高校3年間の成長で身長が190cm、体重は107kgと大型選手になり、100kg超級まで階級が上がります。それでも100kg超級としては体格は細いということもあり、インターハイで3位、全日本ジュニアでは2位と目立った成績を上げることはできませんでした。しかし、原沢選手の伸びしろに期待をしていた日本大学から声をかけられ、日本大学に進学をします。

日本大学では、寮と練習場が一緒ということもあり、柔道漬けの日々を送ります。そして100kg超級でも戦える体を作り上げ、全日本選手権では準優勝、グランドスラム・東京では3位の成績を残すなど徐々にキャリアを積み上げていきます。日大4年生の時には主将を務め、全日本選手権100kg超級で優勝し、一躍オリンピック代表候補の一人として名を上げます。

大学卒業後、JRA所属となります。全日本選手権では、リオ五輪代表を争うことになる七戸選手を破り大会初優勝を飾ります。その後、各大会で活躍を見せ、代表候補の筆頭七戸選手との実力を徐々に詰めていきます。原沢選手は国際大会で7大会連続優勝、体重別選手権での優勝、公式戦37連勝など代表獲得への実績を積んでいきます。

これらの実績を引っ提げて原沢選手は、2016年4月29日全日本柔道大会選手権大会に臨みます。しかし、原沢選手は初戦から動きが悪く、技もなかなかでない状態が続き、準決勝で敗退してしまいます。しかし、先にも述べた実績などにより、五輪代表初選出となります。以下、試合後代表に選ばれた原沢選手のコメントです。

この1年ずっと勝ち続けてきたのに最後にこんな形で悔しくて情けない。これを糧に覚悟を決めて死に物狂いで金メダルを取りにいきたい。国技でもある柔道で歴史ある柔道家の方々に負けずに名を刻みたい。(世界王者のフランスのリネールは)今まで通りの準備をしていては勝てない相手。奇襲技や相手が予想もしないものを準備しないといけない。

引用元:ヤフーニュース

最終選考の大会で敗れての代表選出は確かに後味が悪いですけど、4年間戦い続けた実績のおかげなので、気持ちを切り替えてリオ五輪に臨んでほしいと思います。

 

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