昨シーズンの山梨学院大学は、出雲駅伝2位、全日本大学駅伝3位と好成績で、箱根の優勝候補として大会に臨みました。しかし、主要選手が相次ぎインフルエンザにかかるなどして、ベストメンバーが組めず、シード権を失う17位に終わりました。
今回の箱根は予選会からの出直しとなり、トップ通過を目指しましたが、チームとしての力を出し切れず4位での通過となりました。
予選会後の全日本大学駅伝では、前回の3位から9位と大きく順位を落とし、箱根に不安を残すこととなりました。それでも、上田誠仁監督のご子息で主将でもある上田健太選手と箱根経験者を中心に、上位争いを演じてほしいです。
ここでは、第94回箱根駅伝に出場する中央大学のエントリー選手一覧と、区間エントリーや大会結果などをご紹介します。
※箱根駅伝の結果は大会終了後、情報を更新します。
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箱根駅伝2018│往路の結果
目次
◆山梨学院大学 近年の戦績
<箱根駅伝出場歴>
32年連続32回目
(前回17位/予選会4位)
▼箱根駅伝 過去4大会の順位
年 | 総合 | 往路 | 復路 |
17 | 17位 | 16位 | 18位 |
16 | 8位 | 4位 | 10位 |
15 | 9位 | 13位 | 5位 |
14 | 棄権 | 棄権 | 棄権 |
※2014年は往路2区で途中棄権となりました。
▼最高総合順位
優勝回数/3回(92年、94年、95年)
<三大駅伝4シーズンの成績>
シーズン | 出 雲 | 全日本 | 箱 根 |
17-18 | 不出場 | 9位 | |
16-17 | 2位 | 3位 | 17位 |
15-16 | 2位 | 7位 | 8位 |
14-15 | 不出場 | 5位 | 9位 |
◆山梨学院大学・陸上競技部について
山梨学院大学の陸上競技部は1977年に創部され、1985年に強化指定クラブとして本格始動しました。箱根駅伝には1987年に初出場を果たし、1992年に初優勝。そして、1994年と1995年に連覇を達成しました。
なお、山梨学院大学は、1989年に箱根駅伝史上初の留学生選手となる故ジョセフ・モガンビ・オツオリ氏をエントリー。オツオリ氏は1年生ながら2区に起用され、見事区間賞を獲得し、その後も2回2区の区間賞を獲りました。また、4年時には山梨学院大学の箱根初優勝に貢献し、留学生選手の黎明期を支えました。
山梨学院大学の陸上競技部OBには、漫画家の高橋しんさん(箱根初出場時のメンバー)や、五輪男子競歩20km代表になった藤澤勇選手、実業団駅伝やマラソンで活躍をする井上大仁選手(現・MHPS)らが所属していました。
さて、現在山梨学院大学は初出場から連続で出場を続けています。ただ、連覇を達成してからは、優勝争いをしたり、シード落ちを経験したりと成績の変動が大きい傾向にあります。
前回の箱根はチーム史上ワーストの成績だっただけに、今回の箱根ではシード権獲得と上位進出を期待したいです。
◆箱根駅伝2018 山梨学院大学の結果
【記者発表】山梨学院大監督
主将を中心にチーム作りをして、頑張ってきた。走り込んだ夏合宿の成果が秋以降に出てきている。3年生をどう配置するか。経験値のある4年生と融合させたい。悔しかった前回の大手町での気持ちを晴らしたい。#箱根駅伝— 読売新聞箱根駅伝 (@YOL_hakone) 2017年12月10日
区間エントリー
※往路・復路ともに大会当日までにメンバー変更が可能なので、区間エントリーが変わる場合があります。
<2017年1月2日発表オーダー>
※メンバー変更なし
▼往路
1区/永戸聖(3年)
2区/ドミニク・ニャイロ(3年)
3区/首藤貴樹(2年)
4区/川口竜也(2年)
5区/上田健太(4年)
<2018年1月3日発表オーダー>
※メンバー変更なし
▼復路
6区/比夫見将吾(4年)
7区/出木場風吹(3年)
8区/古賀裕樹(4年)
9区/藤田義貴(3年)
10区/片山優人(3年)
【補欠】
市谷龍太郎(4年)
河村知樹(4年)
菅井宏人(4年)
井上広之(2年)
中村幸成(2年)
宮地大輝(2年)
往路の結果
区間 | 名前 |
総合 順位 |
総合 タイム |
区間 順位 |
区間 タイム |
1区 | 永戸 聖 (3年) | 17 | 1:03:16 | 17 | 1:03:16 |
2区 | D.ニャイロ(3年) | 4 | 2:10:31 | 1 | 1:07:15 |
3区 | 首藤 貴樹(2年) | 7 | 3:15:36 | 15 | 1:05:05 |
4区 | 川口 竜也(2年) | 13 | 4:21:05 | 19 | 1:05:29 |
5区 | 上田 健太(4年) | 16 | 5:38:07 | 18 | 1:17:01 |
<山梨学院大学・往路歴代区間別最高記録>
※区間記録は現行コースのもの
1区/1:01:32('95年)中村 祐二・2年
2区/1:06:04('09年)M.J.モグス・4年
3区/1:01:38('12年)O.コスマス・4年
4区/1:07:33('17年)上村 純也・4年
5区/1:14:28('17年)上田 健太・3年
メモ
・2区のドミニク・ニャイロ選手が、青学大の森田歩希選手と同タイムで区間賞を獲得。ニャイロ選手は箱根駅伝で初めての区間賞獲得となりました。
復路の結果
区間 | 名前 |
総合 順位 |
総合 タイム |
区間 順位 |
区間 タイム |
6区 | 比夫見将吾(4年) | 15 | 6:38:42 | 13 | 1:00:35 |
7区 | 出木場風吹(3年) | 16 | 7:46:18 | 17 | 1:07:36 |
8区 | 古賀 裕樹(4年) | 16 | 8:55:57 | 20 | 1:09:38 |
9区 | 藤田 義貴(3年) | 17 | 10:09:55 | 18 | 1:13:58 |
10区 | 片山 優人(3年) | 18 | 11:23:24 | 14 | 1:13:28 |
<山梨学院大学・復路歴代区間別最高記録>
※区間記録は現行コースのもの
6区/0:59:38('15年)桃澤 大祐・4年
7区/1:04:38('95年)國増 尚吾・2年
8区/1:04:05('97年)古田 哲弘・1年
9区/1:10:18('94年)黒木 純 ・4年
10区/1:10:09('15年)金子 侑 ・4年
メモ
往路16位からシード権を目指した山梨学院大学でしたが、復路で思うように順位を伸ばせず、過去最低だった前回の17位をさらに下回ることとなりました。
総合成績まとめ
▼総合成績/18位(11:23:24)
【参考記録】
チームの総合タイム最高成績
11:08:28(2003年)
※1999年以降の記録が対象
▼往路成績/16位(トップと9分38秒差)
10位の中央大学と3分49秒差
▼復路成績/19位(トップと16分43秒差)
参考:前回2017年大会の結果
総合/17位、往路/16位、復路/18位
◆山梨学院大学エントリー選手一覧
※ボタンを押すと各チームの情報にジャンプします
青山学院 | 東洋大学 | 早稲田大 |
順天堂大 | 神奈川大 | 中央学院 |
日本体育 | 法政大学 | 駒澤大学 |
東海大学 | 帝京大学 | 大東文化 |
中央大学 | 山梨学院 | 拓殖大学 |
国学院大 | 国士舘大 | 城西大学 |
上武大学 | 東京国際 | 関東学連 |
※各大会の順位は区間順位となります
上田 健太(4年)※主将
【出身地】山梨県【出身校】山梨学大附属
・2017年シーズン
全日本/1区12位
▼箱根駅伝
2017年/5区7位
2016年/3区7位
市谷 龍太郎(4年)
【出身地】石川県【出身校】山梨学大附属
・2017年シーズン
全日本/4区16位
▼箱根駅伝
2016年/7区13位
2015年/7区12位
河村 知樹(4年)
【出身地】愛知県【出身校】山梨学大附属
・2017年シーズン
全日本/7区14位
▼箱根駅伝
2016年/9区8位
古賀 裕樹(4年)
【出身地】福岡県【出身校】大牟田
▼箱根駅伝
2017年/9区18位
菅井 宏人(4年)
【出身地】奈良県【出身校】天理
比夫見 将吾(4年)
【出身地】大阪府【出身校】大塚
出木場 風吹(3年)
【出身地】鹿児島県【出身校】鹿児島工業
片山 優人(3年)
【出身地】静岡県【出身校】藤枝明誠
・2017年シーズン
全日本/6区13位
永戸 聖(3年)
【出身地】岩手県【出身校】盛岡工業
・2017年シーズン
全日本/2区10位
▼箱根駅伝
2017年/3区9位
藤田 義貴(3年)
【出身地】神奈川県【出身校】新栄
ドミニク・ニャイロ(3年)
【出身地】ケニア【出身校】メサビサビ
・2017年シーズン
全日本/8区1位
※ニャイロ選手は全日本の8区は、3年連続の区間賞を獲得しています。
▼箱根駅伝
2017年/2区9位
2016年/2区2位
井上 広之(2年)
【出身地】広島県【出身校】世羅
川口 竜也(2年)
【出身地】鹿児島県【出身校】鹿児島城西
首藤 貴樹(2年)
【出身地】大分県【出身校】日本文理大附属
中村 幸成(2年)
【出身地】鹿児島県【出身校】鹿児島実業
宮地 大輝(2年)
【出身地】岐阜県【出身校】土岐商業
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