昨シーズンの国学院大学は、全日本大学駅伝で9位と健闘し、箱根でも過去最高成績の10位を上回るのではないかと期待されました。しかし、2区の終盤からの悪い流れが経ち切れず、16位という結果に終わりました。
今シーズンの国学院大学は、「下剋上」というスローガンを掲げ、チームの強化に努めてきたそうです。箱根予選会では6位と、前回の8位から順位を伸ばしています。
主将の向晃平選手と予選会チームトップの浦野雄平選手を中心に、7年ぶりのシード権が獲得できるか注目です。
ここでは、第94回箱根駅伝に出場する国学院大学のエントリー選手一覧と、区間エントリーや大会結果などをご紹介します。
※箱根駅伝の結果は大会終了後、情報を更新します。
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箱根駅伝2018│往路の結果
目次
◆国学院大学 近年の戦績
<箱根駅伝出場歴>
2年連続11回目
(前回16位/予選会6位)
▼箱根駅伝 過去4大会の順位
年 | 総合 | 往路 | 復路 |
17 | 16位 | 19位 | 16位 |
16 | - | - | - |
15 | 14位 | 19位 | 11位 |
14 | 17位 | 18位 | 15位 |
▼最高総合順位
10位(2011年、2012年)
<三大駅伝4シーズンの成績>
シーズン | 出 雲 | 全日本 | 箱 根 |
17-18 | 不出場 | 11位 | |
16-17 | 不出場 | 9位 | 16位 |
15-16 | 不出場 | 15位 | 不出場 |
14-15 | 不出場 | 不出場 | 14位 |
◆国学院大学・陸上競技部について
国学院大学の陸上部が創部されたのがいつなのか、はっきりとした記録が残っていないそうですが、1928年に関東インカレの成績が残っているとのこと。
箱根駅伝の初出場は、2001年と新しいです。箱根での最高順位は2011年と2012年の10位。往路の最高成績は6位、復路の最高成績は11位となっています。
国学院大学陸上競技部OBには、実業団駅伝で活躍中の蜂須賀源選手(コニカミノルタ)がいました。
さて、今回の国学院大学の中心選手は、主将の向晃平選手と2年生の浦野雄平選手。向選手は昨シーズン、ケガに悩まされましたが、体づくりを見直し、ケガもなく順調とのこと。今シーズンは5000mや10000mで自己ベストを更新し、前田康弘監督からもシード権争いのキーマンになると指名されています。
また、次期エース候補になるであろう浦野雄平選手は、1年時から箱根を経験しています。2017年の全日本大学駅伝で1区を走り、区間8位と健闘。今回、箱根でどんな走りをするのか楽しみです。
◆箱根駅伝2018 国学院大学の結果
【記者発表】国学院大学監督
4年生が8人で、育成型チームらしい形になったと思っている。キーマンの一人は主将。最初で最後の箱根となる。#箱根駅伝— 読売新聞箱根駅伝 (@YOL_hakone) 2017年12月10日
区間エントリー
※往路・復路ともに大会当日までにメンバー変更が可能なので、区間エントリーが変わる場合があります。
<2018年1月2日発表オーダー>
▼往路
1区/浦野雄平(2年)
2区/向晃平(4年)
3区/青木祐人(2年)
4区/花沢拓己(4年)→土方英和(2年)
5区/河野敢太(4年)
<2018年1月3日発表オーダー>
▼復路
6区/臼井健太(1年)
7区/内田健太(4年)
8区/渡邉貴(4年) →松永拓馬(4年)
9区/熊耳智貴(4年)
10区/中山貴裕(3年)→江島崚太(3年)
【補欠】
國澤優志(4年)
長谷勇汰(3年)
田川良昌(1年)
往路の結果
区間 | 名前 |
総合 順位 |
総合 タイム |
区間 順位 |
区間 タイム |
1区 | 浦野 雄平(2年) | 2 | 1:02:30 | 2 | 1:02:30 |
2区 | 向 晃平 (4年) | 18 | 2:13:41 | 20 | 1:11:11 |
3区 | 青木 祐人(2年) | 14 | 3:17:21 | 5 | 1:03:40 |
4区 | 土方 英和(2年) | 9 | 4:19:57 | 3 | 1:02:36 |
5区 | 河野 敢太(4年) | 14 | 5:36:58 | 18 | 1:17:01 |
<國學院大学・往路歴代区間別最高記録>
※区間記録は現行コースのもの
1区/1:03:15('15年)蜂須賀 源・2年
2区/1:08:51('11年)萩野 皓平・3年
3区/1:03:25('03年)山岡 雅義・3年
4区/1:08:25('17年)稲毛 悠太・4年
5区/1:17:40('17年)市川 創史・4年
メモ
・1区の浦野選手は前回大会で6区17位でしたが、今大会では1区2位の快走で、チームの区間タイムを更新しました。
・4区の土方選手は前回の箱根では3区18位でしたが、今回は4区で区間3位と順位を上げました。なお、土方選手は4区のチーム記録を大幅に塗り替えました。
・5区を走った河野選手は、チームの区間タイムを更新。
復路の結果
区間 | 名前 |
総合 順位 |
総合 タイム |
区間 順位 |
区間 タイム |
6区 | 臼井 健太(1年) | 16 | 6:39:08 | 19 | 1:02:10 |
7区 | 内田 健太(4年) | 14 | 7:44:14 | 5 | 1:05:06 |
8区 | 松永 拓馬(4年) | 15 | 8:52:57 | 16 | 1:08:43 |
9区 | 熊耳 智貴(4年) | 15 | 10:06:06 | 15 | 1:13:09 |
10区 | 江島 崚太(3年) | 14 | 11:18:06 | 5 | 1:12:00 |
<國學院大学・復路歴代区間別最高記録>
※区間記録は現行コースのもの
6区/1:00:55('15年)細森 大輔・2年
7区/1:04:38('14年)廣川 倖暉・1年
8区/1:05:19('06年)南 智浩 ・4年
9区/1:09:42('15年)廣川 倖暉・3年
10区/1:10:40('15年)湯川 智史・4年
メモ
・國學院大学は新コースとなった前回大会の総合成績(11時間28分45秒)を大幅に上回る11時間18分06秒をマーク。
総合成績まとめ
▼総合成績/14位(11:18:06)
【参考記録】
チームの総合タイム最高成績
11:13:23(2011年)
※1999年以降の記録が対象
▼往路成績/14位(トップと8分29秒差)
10位の中央大学と2分40秒差
▼復路成績/14位(トップと12分34秒差)
参考:前回2017年大会の結果
総合/16位、往路/19位、復路/16位
◆国学院大学エントリー選手一覧
※ボタンを押すと各チームの情報にジャンプします
青山学院 | 東洋大学 | 早稲田大 |
順天堂大 | 神奈川大 | 中央学院 |
日本体育 | 法政大学 | 駒澤大学 |
東海大学 | 帝京大学 | 大東文化 |
中央大学 | 山梨学院 | 拓殖大学 |
国学院大 | 国士舘大 | 城西大学 |
上武大学 | 東京国際 | 関東学連 |
※各大会の順位は区間順位となります
向 晃平(4年)※主将
【出身地】長崎県【出身校】鎮西学院
・2017年シーズン
全日本/2区13位
内田 健太(4年)
【出身地】埼玉県【出身校】埼玉栄
・2017年シーズン
全日本/6区17位
▼箱根駅伝
2017年/7区13位
河野 敢太(4年)
【出身地】宮崎県【出身校】小林
・2017年シーズン
全日本/7区13位
國澤 優志(4年)
【出身地】千葉県【出身校】八千代松陰
▼箱根駅伝
2017年/9区10位
熊耳 智貴(4年)
【出身地】栃木県【出身校】作新学院
▼箱根駅伝
2017年/8区6位
花沢 拓己(4年)
【出身地】 【出身校】柏日体
松永 拓馬(4年)
【出身地】静岡県【出身校】藤枝明誠
・2017年シーズン
全日本/8区11位
渡邉 貴(4年)
【出身地】山形県【出身校】東海大山形
江島 崚太(3年)
【出身地】長崎県【出身校】諫早
・2017年シーズン
全日本/3区11位
中山 貴裕(3年)
【出身地】 【出身校】諫早
長谷 勇汰(3年)
【出身地】千葉県【出身校】八千代松陰
青木 祐人(2年)
【出身地】愛知県【出身校】愛知
浦野 雄平(2年)
【出身地】富山県【出身校】富山商業
・2017年シーズン
全日本/1区8位
▼箱根駅伝
2017年/6区17位
土方 英和(2年)
【出身地】千葉県【出身校】埼玉栄
・2017年シーズン
全日本/4区12位
▼箱根駅伝
2017年/3区18位
臼井 健太(1年)
【出身地】鳥取県【出身校】鳥取城北
・2017年シーズン
全日本/5区9位
田川 良昌(1年)
【出身地】千葉県【出身校】八千代松陰
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