中央学院大学は前回の箱根駅伝で6位となり、チーム初となる3年連続のシード権獲得という好成績をおさめ続けています。また、2017年の全日本大学駅伝でも、2年連続のシード権を獲得し、確実にチーム力を上げています。
中央学院大学の箱根駅伝における最高成績は2008年の3位。今回はその成績に迫る結果が期待されています。3強崩しの伏兵として、中央学院大学の活躍に注目したいです。
ここでは、第94回箱根駅伝に出場する中央学院大学のエントリー選手一覧と、区間オーダーや大会結果などをご紹介します。
※箱根駅伝の結果は大会終了後、情報を更新します。
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箱根駅伝2018│往路の結果
目次
◆中央学院大学 近年の戦績
<箱根駅伝出場歴>
16年連続19回目
(前回6位/3年連続シード権獲得中)
▼箱根駅伝 過去4大会の順位
年 | 総合 | 往路 | 復路 |
17 | 6位 | 7位 | 8位 |
16 | 9位 | 14位 | 7位 |
15 | 8位 | 5位 | 14位 |
14 | 12位 | 13位 | 8位 |
▼最高総合順位
3位(2008年)
<三大駅伝4シーズンの成績>
シーズン | 出 雲 | 全日本 | 箱 根 |
17-18 | 8位 | 6位 | |
16-17 | 4位 | 5位 | 6位 |
15-16 | 7位 | 9位 | 9位 |
14-15 | 不出場 | 14位 | 8位 |
◆中央学院大学・駅伝部について
中央学院大学の駅伝部は1966年に創部され、1994年に箱根駅伝初出場を果たしました。そして、2003年からは連続で箱根駅伝に出場を続けています。
中央学院大学の特徴は、育成力に定評があり、「叩き上げチーム」の代表格と評されています。また、近年は三大駅伝での成績も安定していることと、有力ルーキーが複数人加入していることで、大学駅伝での存在感が増しているチームです。
今回の箱根駅伝での上位争いのキーマンとして名前が挙がっているのは、細谷恭平選手と樋口陸選手と横川巧選手の3人。
あまり大きく話題にはなっていませんが、中央学院大学は上りの5区と下りの6区の特殊区間を得意としています。前回大会の5区と6区の合計タイムを見ると、全チーム中トップ。その記録を出した5区の細谷選手と樋口選手が残っているとあって、どれだけタイムが稼げるかが上位争いのポイントになります。
また、将来的に中央学院大学のエースとして期待される横川巧選手は、今シーズン10000mの自己ベストを1分24秒も更新する28分29秒12を記録し、監督に「不思議な選手」と言わせる逸材です。
ただ、横川選手は全日本大学駅伝を故障で欠場し、その後の調子がどうなのか心配されます。箱根に万全の調子で出場してほしいところです。
なお、中央学院大学の陸上部OBには、タレントとして活躍をしている武井壮さんも所属していました。
◆箱根駅伝2018 中央学院大学の結果
箱根駅伝選手名鑑~中央学院大
他大学に比べ大砲やエースもおらず、特徴がないのが特徴。大きなミスをすると取り返しがつかないチームなので、ミスなく走りたい。前回大会の経験者が8人エントリーしているのが強みだ。https://t.co/Sq6jaEPCoe pic.twitter.com/aE70XtH9UZ— 読売新聞箱根駅伝 (@YOL_hakone) 2017年12月26日
区間エントリー
※往路・復路ともに大会当日までにメンバー変更が可能なので、区間エントリーが変わる場合があります。
<2018年1月2日発表オーダー>
▼往路
1区/大森澪(4年)
2区/高砂大地(2年)→市山翼(3年)
3区/横川巧(2年)
4区/高橋翔也(1年)
5区/細谷恭平(4年)
<2018年1月3日発表オーダー>
▼復路
6区/樋口陸(3年)
7区/新井翔理(4年)
8区/有馬圭哉(2年)
9区/廣佳樹(3年)
10区/城田航(2年)→藤田大智(2年)
【補欠】
由見光道(4年)
釜谷直樹(3年)
福岡海統(3年)
光武洋(3年)
往路の結果
区間 | 名前 |
総合 順位 |
総合 タイム |
区間 順位 |
区間 タイム |
1区 | 大森 澪 (4年) | 9 | 1:02:52 | 9 | 1:02:52 |
2区 | 市山 翼 (3年) | 14 | 2:13:15 | 17 | 1:10:23 |
3区 | 横川 巧 (2年) | 17 | 3:18:39 | 16 | 1:05:24 |
4区 | 高橋 翔也(1年) | 16 | 4:22:26 | 10 | 1:03:47 |
5区 | 細谷 恭平(4年) | 11 | 5:34:43 | 3 | 1:12:17 |
<中央学院大学・往路歴代区間別最高記録>
※区間記録は現行コースのもの
1区/1:02:12('16年)潰滝 大記・4年
2区/1:07:42('08年)木原真佐人・3年
3区/1:03:07('15年)塩谷 桂大・3年
4区/1:06:07('17年)新井 翔理・3年
5区/1:13:08('17年)細谷 恭平・3年
メモ
・往路では順位が伸び悩んだ中央学院大学でしたが、5区の細谷選手が区間3位の走りでシード権内の11位に順位を押し上げる活躍を見せました。なお、細谷選手は自身が持つ5区のチーム記録を更新しました。
復路の結果
区間 | 名前 |
総合 順位 |
総合 タイム |
区間 順位 |
区間 タイム |
6区 | 樋口 陸 (3年) | 10 | 6:34:30 | 6 | 0:59:47 |
7区 | 新井 翔理(4年) | 10 | 7:39:44 | 6 | 1:05:14 |
8区 | 有馬 圭哉(2年) | 8 | 8:47:38 | 10 | 1:07:53 |
9区 | 廣 佳樹 (3年) | 10 | 10:00:33 | 14 | 1:12:54 |
10区 | 藤田 大智(2年) | 10 | 11:14:25 | 17 | 1:13:52 |
<中央学院大学・復路歴代区間別最高記録>
※区間記録は現行コースのもの
6区/0:58:47('16年)樋口 陸 ・1年
7区/1:05:02('12年)沼田 大貴・2年
8区/1:04:48('06年)杉本 芳規・4年
9区/1:08:01('08年)篠藤 淳 ・4年
10区/1:11:16('14年)山田 侑紀・3年
メモ
・中央学院大学は、チーム史上初めての4年連続でシード権を獲得。なお、11位の順天堂大学との差は14秒でした。
総合成績まとめ
▼総合成績/10位(11:14:25)
【参考記録】
チームの総合タイム最高成績
11:09:18(2015年)
※1999年以降の記録が対象
▼往路成績/11位(トップと6分14秒差)
※10位の中央大学とは、25秒差
▼復路成績/ 12位(トップと11分08秒差)
参考:前回2017年大会の結果
総合/6位、往路/7位、復路/8位
◆中央学院大学エントリー選手一覧
※ボタンを押すと各チームの情報にジャンプします
青山学院 | 東洋大学 | 早稲田大 |
順天堂大 | 神奈川大 | 中央学院 |
日本体育 | 法政大学 | 駒澤大学 |
東海大学 | 帝京大学 | 大東文化 |
中央大学 | 山梨学院 | 拓殖大学 |
国学院大 | 国士舘大 | 城西大学 |
上武大学 | 東京国際 | 関東学連 |
※各大会の順位は区間順位となります。
新井 翔理(4年)※主将
【出身地】群馬県【出身校】東農大二
・2017年シーズン
全日本/2区9位
▼箱根駅伝
2017年/4区11位
2016年/4区13位
大森 澪(4年)
【出身地】大阪府【出身校】関大北陽
・2017年シーズン
出 雲/1区3位
全日本/1区6位
▼箱根駅伝
2017年/1区8位
2016年/2区10位
細谷 恭平(4年)
【出身地】茨城県【出身校】水城
・2017年シーズン
全日本/8区9位
▼箱根駅伝
2017年/5区3位
2016年/8区3位
由見 光道(4年)
【出身地】大分県【出身校】鶴崎工業
廣 佳樹(3年)
【出身地】兵庫県【出身校】県西宮
・2017年シーズン
出 雲/4区3位
全日本/3区8位
▼箱根駅伝
2017年/8区13位
釜谷 直樹(3年)
【出身地】兵庫県【出身校】西脇工業
樋口 陸(3年)
【出身地】群馬県【出身校】武蔵越生
▼箱根駅伝
2017年/6区5位
2016年/6区3位
福岡 海統(3年)
【出身地】埼玉県【出身校】花咲徳栄
・2017年シーズン
出 雲/6区14位
光武 洋(3年)
【出身地】大阪府【出身校】大阪体育大浪商
市山 翼(3年)
【出身地】埼玉県【出身校】大宮東
・2017年シーズン
全日本/5区6位
横川 巧(2年)
【出身地】群馬県【出身校】中之条
・2017年シーズン
出 雲/2区4位
▼箱根駅伝
2017年/3区12位
高砂 大地(2年)
【出身地】大阪府【出身校】関大北陽
・2017年シーズン
出 雲/3区9位
全日本/4区10位
▼箱根駅伝
2017年/2区15位
藤田 大智(2年)
【出身地】兵庫県【出身校】西脇工業
▼箱根駅伝
2017年/9区12位
有馬 圭哉(2年)
【出身地】兵庫県【出身校】東播磨
・2017年シーズン
全日本/7区7位
城田 航(2年)
【出身地】群馬県【出身校】東農大二
髙橋 翔也(1年)
【出身地】栃木県【出身校】市船橋
・2017年シーズン
出 雲/5区6位
全日本/6区6位
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