通算11回目の開催となる全日本大学女子選抜駅伝競走大会。静岡県に舞台を移してから「富士山女子駅伝」の名で親しまれています。
富士山周辺コースは今大会で4回目。今年からさまざまな要望からより白熱したレースになるようコースや中継所が刷新されることとなりました。新しいコースではどんな戦いになるのか楽しみですね。
ここでは、出場チームのエントリー選手と各選手の記録、各距離のトップ20をご紹介します。
▼富士山女子駅伝出場チームとコースの情報はこちら
出場チーム一覧とコースや放送日程について
区間エントリーとレース結果
▼全日本女子大学駅伝(杜の都)の結果はこちら
2016年全日本大学女子駅伝のレース結果
▼その他の学生駅伝・実業団はこちらから
2016年度駅伝大会まとめ
エントリー選手一覧
※各選手の記録は富士山女子駅伝公式サイトより
1.松山大学 |
【監督】大西 崇仁 【主将】中原 海鈴
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2.立命館大学 |
【監督】浅井 明輝 【主将】菅野 七虹
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3.名城大学 |
【監督】米田 勝朗 【主将】湯澤 ほのか
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4.京都産業大学 |
【監督】伊東 輝雄 【主将】藪田 裕衣
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5.大東文化大学 |
【監督】外園 隆 【主将】木村 芙有加
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6.大阪学院大学 |
【監督】志水 貢一 【主将】清水 真帆
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7.日本体育大学 |
【監督】佐藤 洋平 【主将】田中 真愛
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8.東洋大学 |
【監督】永井 聡 【主将】天羽 彩佳
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9.関西大学 |
【監督】武田 夏実 【主将】廣瀬 亜美
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10.福岡大学 |
【監督】梶原 龍士 【主将】髙木 結加
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11.東京農業大学 |
【監督】長田 千治 【主将】田嶋 叶
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12.城西大学 |
【監督】鈴木 尚人 【主将】竹今 紗英
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13.白鷗大学 |
【監督】竹島 克己 【主将】小澤 夏美
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14.佛教大学 |
【監督】北野 剛教 【主将】黒川 沙莉愛
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15.大阪芸術大学 |
【監督】中瀬 洋一 【主将】白石 莉理
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16.関西外国語大学 |
【監督】山本 泰明 【主将】床呂 沙紀
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17.玉川大学 |
【監督】山下 誠 【主将】岩崎 愛未
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18.東北福祉大学 |
【監督】冠木 雅守 【主将】和気 恭平
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19.東日本選抜 |
【監督】杉山 喜一 【主将】出水田 眞紀
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20.西日本選抜 |
【監督】塚田 佳孝 【主将】大井 千鶴
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21.静岡県学生選抜 |
【監督】野津 一浩 【主将】白鳥 ちあき
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※轡田選手(大阪芸大)、名倉選手(名城大)、松浦選手(名城大)、金子選手(大阪学大)、平野選手(日体大)、上杉選手(玉川大)の6名は所属大学とのダブルエントリーとなります
各距離のトップ20
※富士山女子駅伝公式サイトの記録をそれぞれの距離で並べ替え
<1500m>
順位 | 名前 | 大学 | 1500m |
---|---|---|---|
1 | 向井 智香 (1年) | 名城大学 | 4分16秒76 |
2 | 高見沢 里歩(1年) | 松山大学 | 4分22秒26 |
3 | 岡田 佳子(1年) | 松山大学 | 4分23秒16 |
4 | 岡本 佳代(3年) | 福岡大学 | 4分24秒46 |
5 | 鈴木 瑞季 (1年) | 名城大学 | 4分24秒93 |
6 | 落合 沙紀(3年) | 佛教大学 | 4分25秒09 |
7 | 高見澤 安珠(3年) | 松山大学 | 4分25秒61 |
8 | 藏本 菫(1年) | 佛教大学 | 4分26秒44 |
9 | 中島 侃(1年) | 筑波大学 | 4分27秒28 |
10 | 中原 海鈴(4年) | 松山大学 | 4分27秒31 |
11 | 古瀨 凪沙(3年) | 大阪学院大学 | 4分27秒49 |
12 | 奥川 愛羅(1年) | 関西大学 | 4分28秒66 |
13 | 谷 珠祈(2年) | 松山大学 | 4分29秒07 |
14 | 鈴木 菜々(2年) | 東北福祉大学 | 4分29秒89 |
15 | 緒方 美咲(2年) | 松山大学 | 4分30秒05 |
16 | 今村 菜々子(1年) | 福岡大学 | 4分31秒77 |
17 | 工藤 佑華(2年) | 福岡大学 | 4分33秒87 |
18 | 岡本 奈々依(1年) | 大阪学院大学 | 4分34秒44 |
19 | 今 さつき(1年) | 城西大学 | 4分35秒88 |
20 | 尾関 真衣(2年) | 東北福祉大学 | 4分36秒19 |
<3000m>
順位 | 名前 | 大学 | 3000m |
---|---|---|---|
1 | 大森 菜月 (4年) | 立命館大学 | 9分09秒54 |
2 | 青木 和 (2年) | 名城大学 | 9分09秒55 |
3 | 廣瀬 亜美(4年) | 関西大学 | 9分12秒04 |
4 | 加賀山 恵奈 (2年) | 立命館大学 | 9分13秒33 |
5 | 佐藤 成葉 (1年) | 立命館大学 | 9分14秒60 |
6 | 高橋 真以(2年) | 日本体育大学 | 9分16秒55 |
7 | 松本 彩花 (3年) | 立命館大学 | 9分16秒60 |
8 | 池内 彩乃 (4年) | 立命館大学 | 9分17秒64 |
9 | 廣田 麻衣 (4年) | 立命館大学 | 9分18秒20 |
10 | 加藤 美菜(2年) | 立教大学 | 9分19秒20 |
11 | 横山 友里乃 (4年) | 名城大学 | 9分21秒12 |
12 | 小澤 夏美(4年) | 白?大学 | 9分21秒46 |
13 | 德永 香子 (1年) | 名城大学 | 9分22秒24 |
14 | 向井 智香 (1年) | 名城大学 | 9分22秒78 |
15 | 酒井 優莉菜(2年) | 日本体育大学 | 9分23秒53 |
16 | 鈴木 瑞季 (1年) | 名城大学 | 9分23秒89 |
17 | 高谷 愛奈(1年) | 大阪学院大学 | 9分24秒40 |
18 | 上杉 円香(3年) | 松山大学 | 9分24秒63 |
19 | 藤原 あかね(2年) | 松山大学 | 9分25秒12 |
20 | 安藤 優香(2年) | 白?大学 | 9分25秒29 |
<5000m>
順位 | 名前 | 大学 | 5000m |
---|---|---|---|
1 | 大森 菜月 (4年) | 立命館大学 | 15分28秒32 |
2 | 太田 琴菜 (3年) | 立命館大学 | 15分33秒74 |
3 | 関谷 夏希(1年) | 大東文化大学 | 15分33秒95 |
4 | 出水田 眞紀(3年) | 立教大学 | 15分35秒56 |
5 | 中原 海鈴(4年) | 松山大学 | 15分36秒22 |
6 | 上原 明悠美(4年) | 松山大学 | 15分37秒89 |
7 | 新井 沙紀枝(4年) | 大阪学院大学 | 15分40秒64 |
8 | 菅野 七虹 (4年) | 立命館大学 | 15分40秒68 |
9 | 齋藤 暁(2年) | 大東文化大学 | 15分42秒16 |
10 | 関 紅葉 (2年) | 立命館大学 | 15分42秒36 |
11 | 廣瀬 亜美(4年) | 関西大学 | 15分43秒69 |
12 | 小枝 理奈(4年) | 大東文化大学 | 15分44秒02 |
13 | 湯澤 ほのか (4年) | 名城大学 | 15分44秒17 |
14 | 谷萩 史歩(3年) | 大東文化大学 | 15分44秒85 |
15 | 高橋 真以(2年) | 日本体育大学 | 15分45秒60 |
16 | 古谷 奏(2年) | 松山大学 | 15分46秒09 |
17 | 池内 彩乃 (4年) | 立命館大学 | 15分46秒74 |
18 | 廣田 麻衣 (4年) | 立命館大学 | 15分46秒96 |
19 | 唐沢 ゆり(3年) | 日本体育大学 | 15分47秒95 |
20 | 玉城 かんな (2年) | 名城大学 | 15分48秒85 |
<10000m>
順位 | 名前 | 大学 | 10000m |
---|---|---|---|
1 | 細田 あい(3年) | 日本体育大学 | 32分26秒99 |
2 | 上原 明悠美(4年) | 松山大学 | 32分36秒25 |
3 | 出水田 眞紀(3年) | 立教大学 | 32分39秒18 |
4 | 玉城 かんな (2年) | 名城大学 | 32分40秒28 |
5 | 関 紅葉 (2年) | 立命館大学 | 32分40秒79 |
6 | 唐沢 ゆり(3年) | 日本体育大学 | 32分40秒81 |
7 | 和田 優香里 (3年) | 立命館大学 | 32分47秒74 |
8 | 清水 真帆(3年) | 大阪学院大学 | 32分49秒18 |
9 | 松田 杏奈(4年) | 松山大学 | 32分54秒41 |
10 | 菅野 七虹 (4年) | 立命館大学 | 32分55秒97 |
11 | 古谷 奏(2年) | 松山大学 | 32分56秒78 |
12 | 新井 沙紀枝(4年) | 大阪学院大学 | 32分59秒30 |
13 | 太田 琴菜 (3年) | 立命館大学 | 33分19秒43 |
14 | 赤坂 よもぎ (3年) | 名城大学 | 33分20秒57 |
15 | 湯澤 ほのか (4年) | 名城大学 | 33分20秒69 |
16 | 坪倉 琴美(3年) | 佛教大学 | 33分26秒32 |
17 | 渡部 貴江(3年) | 関西学国語大学 | 33分27秒85 |
18 | 佐藤 早也伽(4年) | 東洋大学 | 33分28秒94 |
19 | 齋藤 菜摘 (4年) | 名城大学 | 33分34秒07 |
20 | 床呂 沙紀(4年) | 関西学国語大学 | 33分44秒04 |
大会注目選手は?
今大会でも将来が期待される素晴らしい選手が多くおり、注目したい選手を独断と偏見でピックアップしてみました。
<松山大学>
・中原 海鈴(4年)
主将を務める中原選手は2年時からずっとけがで苦しんできましたが、2016年のトラックシーズンでは全種目表彰台と大活躍。
杜の都駅伝でも区間賞を獲得する走りを見せました。最後のレースでは、どんな走りを見せてくれるか楽しみです。
・上原 明悠美(4年)
松山大学1年時から全ての全国大会にて1区を務めてきた上原選手。学生のためのオリンピックといわれるユニバーシアード(2年毎に開催)では、2015年女子ハーフマラソンで銅メダルを獲得しており、将来を期待されている選手です。
・高見澤 安珠(3年)
女子長距離界初の大学生オリンピアとしてリオ五輪に出場した高見澤選手。杜の都駅伝ではアンカーをつとめ区間新記録の走りで、記念すべき初優勝のゴールテープを切りました。
・緒方 美咲(2年)
日本学生ハーフでは優勝をしたこともある尾方選手。杜の都駅伝では、2区を走り1区の遅れを取り戻す走りを見せ、11人抜きを披露しました。この走りで区間賞を獲得したのは松山大学にとって史上初のことでした。
・高見沢 里歩(1年)
日本人離れしたダイナミックな走りで、杜の都駅伝では松山大学初の区間新記録を達成。今後の松山大学を担う選手として最も期待されている選手です。
<立命館大学>
・菅野 七虹(4年)
1年時から主力としてずっと立命館大学を支えてきた菅野選手。主将も務めチームの大黒柱です。
菅野選手は2015年ユニバーシアード・女子ハーフマラソンで、銀メダルを見事獲得しました。
日本一奪還に向けて、並々ならぬ力を発揮してくれそうです。
・大森 菜月(4年)
菅野選手とともにダブルエースとして1年時から活躍してきた大森選手。学生界のエースでもあり、将来日本代表選手として期待されている選手の一人です。
杜の都駅伝では、万全の調子ではなかったものの区間2位の走りをしました。最後の大学駅伝となる富士山女子駅伝では、素晴らしい走りを見せてくれるでしょう。
<名城大学>
・湯澤ほのか(4年)
名城大学の主将を務める湯沢選手。杜の都駅伝では、30秒以上の差をつける圧倒的な走りを見せ区間賞を獲得しました。
・玉城かんな(2年)
名城大学の次期エースとして期待されている玉城選手。勝負強い走りをするという事もあり、前回の富士山女子駅伝ではアンカーを任され、松山大学に競り勝ち総合2位に貢献しました。
<京都産業大学>
・橋本 奈津(1年)
171cmと長身の橋本選手。杜の都駅伝では1区を走り、区間新記録まであと5秒という記録を残しました。ラスト400mのスパートは圧巻でした。
<大東文化大学>
・小枝 理奈(4年)
2015年ユニバーシアードでは、5000m、10000mとダブル入賞を果たした小枝選手。杜の都駅伝では、満足いくような走りとはならなかったものの本来の力強い走りが期待されます。
<日本体育大学>
・細田あい(3年)
関東インカレ5000m、10000mで2冠を達成し、関東駅伝2区でも区間所を獲得した細田選手。
前回大会は、上り区間を走り2位という成績をおさめました。今年もおそらく上り区間を走ると見られており山の女神候補になっています。
また、区間賞を狙う細田選手の活躍次第によっては、日本体育大学の上位進出の可能性が高くなりそうです。
<福岡大学>
・逸木和香菜(4年)
福岡大学のエースでもあり主将を務める逸木選手。
過去3大会連続で上りの7区を走りました。今年も上り区間を走る可能性が高く、山の女神候補に挙げられます。
<大阪学院大学>
・新井沙紀枝(4年)
大阪学院で才能が開花した新井選手。関西インカレでは1500m、5000mで2冠を達成。2015年日本インカレ5000mでも優勝、同年ユニバーシアード代表にも選出されました。
<東京農業大学>
・棟久由貴(1年)
初挑戦した10000mで学生歴代4位をマークし、日本インカレでもダブル表彰台を達成した棟久選手。長距離界期待の選手として将来が期待されています。
<立教大学>
・出水田 眞紀(3年)
本大会では、東日本選抜の主将を務める出水田選手。
国内外の主要大会ではレース序盤から先頭集団に出る走りや、実業団のトップ選手に食らいつく走りを見せてくれます。2015年ユニバーシアード・女子ハーフマラソンでは4位入賞という成績をおさめました。
五輪出場を目指しており、ひょっとしたら東京五輪の代表争いで名前を聞くようになるかもしれませんね。注目していきたい選手のひとりです。
まとめ
富士山女子駅伝では、立命館大学が圧倒的な強さを誇っています。その連覇阻止の筆頭候補に挙げられるのは、やはり、杜の都駅伝を初制覇した松山大学。選手たちも自信を持って本大会に臨むものと思われます。
しかし、今までチーム全員が負けを知らなかった立命館大学がこのままで終わるはずはないです。菅野選手は「4回生最後だから集大成、綺麗にかっこよく終わりたいではなく、どんな手を使ってでも勝ちたい」とコメントをしています。
勝ち方を十分に知っている立命館が杜の都駅伝での雪辱を果たすのか、それとも松山大学や名城大学がその勢力図を一気に塗り変えるのか…。
選手たちは大変ですけど、女子大学駅伝の節目となる大一番の大会になるかもしれないので、どんなレース展開になるのかめちゃくちゃ楽しみにしています♪
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