社会 社会問題

世界の大富豪│36億人分の資産を所有する8人は誰?広がる格差問題

更新日:

オックスファムという団体はご存知でしょうか?簡単に言うと世界90か国以上で活動する国際協力団体のことです。そのオックスファムが、2017年1月16日、毎年恒例の世界経済フォーラム(ダボス会議)に先駆けて格差に関する報告書「99%のための経済」を発表。

その最新の報告書のなかには、世界で最も豊かな8人が世界の貧しい人の半分の36億人に匹敵する資産を所有していることが明らかになりました。

各国の政府は、格差を広げてしまった経済理論や欠陥が明らかになった経済政策について、新たな仕組みの導入と国のあり方を考えなければならないと思われます。

それでは、その世界の大富豪8人についてご紹介します。

 

スポンサーリンク

 

●世界の大富豪8人

マイケル・ブルームバーグ(74歳)

▼アメリカの実業家・政治家
※第108代ニューヨーク市長

証券会社出身のブルームバーグ氏は、1981年通信会社ブルームバーグを設立。メディア複合企業を一代で築き上げます。

2002年、アメリカ同時多発テロの衝撃が冷めやらぬなか、ルドルフ・ジュリアーニ氏のあと受けニューヨーク市長に就任。ニューヨーク市民から非常に人気があり、人気調査でも過去30年間の歴代市長のトップとなりました。2013年任期満了で退任。

ブルームバーグ氏は、市長選を3度戦っています。その選挙資金はすべてポケットマネー(初出馬では約79億円)で支払うほどの軍資金を持ちます。また、その資金力でトランプ大統領の対抗馬としても注目されました。

ちなみに、ニューヨーク郊外の森の中に広大な土地を持つだけでなく、租税回避地でもあるバミューダ諸島など世界各地に多数の不動産を所有します。

そして、数多くのチャリティや文化教育基金への多額の寄付をすることでも有名です。また、ギビング・プレッジ(※1)を宣言しています。

※1…資産家が生前もしくは死後に自身の資産の半分以上を慈善活動に寄付するという「プレッジ(誓約)」を宣言してみせることで、富裕層の寄付行為を促そうとすること

 

ラリー・エリソン(72歳)

▼オラクル共同創業者(ビジネスソフトウェア企業)

4度の離婚歴や数多くの訴訟、買収など話題に事欠かず経営者として異彩を放っています。エリソン氏は親日家で知られており、カリフォルニアに2万8000坪の日本庭園付きの大豪邸を建築。その額およそ200億円の私財をつぎ込んだそうです。

また、軍用機を2機所有しており本気かどうか不明ですが、ライバル視するビル・ゲイツ氏を以前「戦闘機で撃墜する」と口にしていたそうです。

そして、数百億円の私財を投じて作ったヨットチーム「オラクルUSA」では、チームの勝敗を巡って訴訟合戦まで繰り広げました。

なお、エリソン氏は「慈善事業にあまり関心がない」と言われていますが、癌治療のための研究所や大学に多額の寄付をしています。さらに、ギビング・プレッジにも宣言しています。

 

マーク・ザッカーバーグ(32歳)

▼フェイスブック創業者

2004年、ルームメイトとともに大学在学中、SNSサイト「Facebook」を立ち上げます。公開後、急速にユーザー数を増やし、2011年には世界中に8億人のユーザーを持つ世界最大のSNSサイトになりました。

2010年、「世界で最も若い10人の億万長者」の第1位に25歳の最年少で選出。同年、ギビング・プレッジを宣言しました。その後も資産を増やし、5兆円を超える資産を保有するといわれています。

最近では、今後10年間で約3000億円を投じる疾患治療研究のプロジェクトが注目されています。これは優秀な研究者を募り、心臓病、感染症、ガン、神経疾患などの治療法をすべて残らず研究します。そして、あらゆる病気を地球上からなくすことを最終目標にしているそうです。

 

ジェフ・ベゾス(53歳)

▼アマゾン・ドット・コム創業者

高校時代、コンピュータに興味を持ち始め、大学では計算機科学と電気工学の分野を専攻します。大学卒業後、ウォールストリートの金融機関のIT武門でトレーディング・システムの構築に従事。

順調にキャリアを積んでいく最中、インターネットの普及に着目し、ネットショップ事業が将来的に大きなビジネスチャンスになると考えます。

そして、1994年インターネット書店を開業。翌年、Amazon.comを正式に始めます。今では書籍から食品、家電など何でもネット上で購入することができる世界的なネット通販サイトになっています。

また、ベゾス氏は宇宙への思い入れが強く、アポロ11号に使われていたロケットエンジンを海底から発見したり、宇宙開発企業「ブルーオリジン」を設立し、自社ロケットで宇宙旅行の商用化を目指しています。

なお、ベゾス氏もギビング・プレッジを宣言。そして、「ベゾス・ファミリー財団」を設立し、赤ちゃんから高校生までの学習環境をサポートする活動をしています。

 

 

カルロス・スリム(76歳)

▼メキシコの実業家、南米最大の通信事業者「Telmex(テルメックス)」の代表

レバノン系メキシコ人のスリム氏は、少年期より数字に強く、12歳で株式投資を始めました。1980年代にメキシコの経済成長に乗って、建設業などで事業を拡大。その後、メキシコ政府が放出した電話公社の株を買い取り、南米最大の通信事業者に成長させました。

2009年、ビル・ゲイツ氏を抜いてフォーブス(世界有数の経済誌)の長寿番付で、4年連続世界一の大富豪に。

また、トランプ大統領がメキシコの輸出品に20%の関税引き上げを検討しています。その検討にメキシコ国民が戦々恐々するなか、「トランプ大統領と渡り合えるビジネスマン」とスリム氏に期待が掛かっています。

なお、、スリム氏はビジネスを息子たちに任せ、自身は慈善事業に力を注いでおり、大きな功績をあげています。

例えば、メキシコ国内の公立学校に10台以上のコンピュータを寄贈したり、奨学金・学費補助など約16万人の大学進学を援助。

芸術好きで7万点近い所蔵品をコレクションするため、メキシコシティにソウマヤ美術館を設立。そのコレクションを市民に無料で公開しています。

最後に、「カルロス・スリム・ヘル研究所」を設立し、ガンと肝臓病・糖尿病に関するゲノム研究におよそ58億円を出資しています。

 

ウォーレン・バフェット(86歳)

▼アメリカの投資家、資産家、慈善活動家

世界最大の投資持株会社であるバークシャー・ハサウェイの筆頭株主であり、同社の会長兼CEOを務めています。

バフェット氏は6歳のころから祖父の食料品店で働き始めました。力仕事が嫌いでお金があれば自立でき、やりたいことができると意識するようになりました。

その後、拾ってきたゴルフボールを売るなど様々な経験を積んで少しずつビジネスを自ら学んでいきます。また、父親が証券業を営んでいたということもあり、11歳の時に初めて株式を購入。その株が上げ下げするのを見て、投資を学んでいきます。

その後、物の売り買いや従業員の扱い方を知り、すでに高校生にしてビジネスマンといえるほどに成長。大学進学後、株式投資を本格的にはじめ、有望株を見つけては資金を増やすことに熱中していきます。

大学卒業後、株式仲買人として働きはじめ、26歳の時に株式運用会社を起業。そして、1962年バークシャー・ハサウェイの株を買い始め、経営を変えるのに十分な株を取得。バフェット氏は保険産業と投資業に事業を拡大し、大成功をおさめていきます。なお、ビル・ゲイツ氏から「投資の神様」として心酔されています。

バフェット氏は3人いる子どもらに必要以上の資産を残さない考えであり、「99%の試算を慈善事業に寄付する」と発言したことでも有名。さらに、バフェット氏の格言も有名であり、バフェット氏に関する著書も数多く出版されています。

 

アマンシオ・オルテガ(80歳)

▼アパレルブランド「ZARA」の創業者

欧州一の資産を持つオルテガ氏は、非常に取材嫌いでも有名。そのため、2000年ごろまではほとんど顔を知られていなかったそうです。

オルテガ氏はスペイン北西部の貧乏な家庭に生まれました。ワイシャツ店で働いたのち、36歳でバスローブ製造メーカーを創業。39歳の時に当時の妻とともにZARAの母体を設立した苦労人です。オルテガ氏はチームワークを重視し、「謙虚で聞き上手」という人物。

近年は、自身の不動産会社を通じて、欧州や米国など全世界に不動産を所有し“不動産の帝王”とも呼ばれています。

 

ビル・ゲイツ(61歳)

▼アメリカの実業家、慈善活動家、技術者
「マイクロソフト」創業者

ゲイツ氏は13歳の時に、コンピュータプログラミングを始めました。ハーバード大学時代、プログラミング言語BASICを開発。1975年、Microsoftを設立。

1980年代に入るとIBM社のパソコン向けに乗せるOS「MS-DOSが」を開発。そして、OS「Windows」を発売し世界で爆発的な売れました。また、パソコンのOSのシェアを圧倒的多数占めることに。

マイクロソフトはソフトウェアメーカーとして世界一の企業に成長し、20世紀で最も成功した企業のひとつに数えられるようになりました。また、ゲイツ氏の個人資産も世界一になり世界中で話題に。

長きにわたり世界一の大富豪だったゲイツ氏。しばらくの間、一位の座から退くこともありましたが、再び資産を倍増させ世界一に返り咲きます。

なお、ゲイツ氏はマイクロソフト株をほとんど手放していますが、約8兆5000億円の資産を保有すると言われています。

また、ゲイツ氏は自身の慈善団体「ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団」に4兆円近い資産を投じています。この財団は途上国の開発や奨学制度、気候変動など広い分野に寄付を行っています。

また、ゲイツ氏もギビング・プレッジを宣言しています。

 

<記事中>

スポンサーリンク

 

●世界で最も裕福な8人の資産額まとめ

以上、ご紹介した方たちの資産額のまとめてみました。

<1位>
ビル・ゲイツ氏(アメリカ) 
マイクロソフト創業者
750億ドル

<2位>
アマンシオ・オルテガ氏(スペイン)
ZARA創業者
670億ドル

<3位>
ウォーレン・バフェット氏(アメリカ)
バークシャー・ハザウェイの筆頭株主
608億ドル

<4位>
カルロス・スリム氏(メキシコ)
グルポ・カルソ創業者
500億ドル

<5位>
ジェフ・ベゾス氏(アメリカ)
アマゾン創業者
452億ドル 

<6位>
マーク・ザッカ―バーグ氏(アメリカ)
フェイスブック共同創業者
446億ドル

<7位>
ラリー・エリソン氏(アメリカ)
オラクル共同創業者
436億ドル

<8位>
マイケル・ブルームバーグ氏(アメリカ)
ブルームバーグ創業者
400億ドル

※引用元:BBC NEWS JAPAN

 

●まとめ

いかがでしたでしょうか?

目を疑うような桁の資産を持っている方たちを羨ましいと思う反面、彼らの社会貢献は非常に大きなもので素晴らしいと思います。

ただ、彼ら慈善活動家らが頑張っても、現実には格差社会が広がっているという現状があります。いったい、この問題の発生源はどこなのか私には明言できません。しかし、オックスファムの報告書を見る限り、各国の政府が動かなければならないということだけははっきりとわかります。

一日2ドル以下の生活を強いられる人々の現状を打破し、ヒューマン・エコノミー(人間らしい経済)の実現のために、世界経済を牽引するリーダーたちと各国の政府首脳陣に頑張ってほしいですね。

 

記事下用

スポンサーリンク

関連コンテンツ

-社会, 社会問題

Copyright© しゃぼん玉ニュース , 2017 AllRights Reserved.