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比嘉大吾 5月20日世界戦│エルナンデス戦の結果は?プロフィールと戦績も

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元WBA世界ライトフライ級王者、具志堅用高会長の愛弟子・比嘉大吾選手がWBC世界フライ級タイトルマッチに挑みます。現在、比嘉選手は12戦12勝12KOとパーフェクトな成績を残しており、具志堅会長の現役時代に並ぶ実力を有すると評されています。

その比嘉選手の対戦相手、王者ファン・エルナンデス選手はメキシコのエリート養成プログラムから育ってきた選手。難しい相手になるのには間違いないですが、比嘉選手が世界王者になると具志堅会長と同じ21歳で世界のベルトを巻くことになります。

比嘉選手とお茶の間で大人気の具志堅会長とが喜ぶ姿を是非見たいですね。

ここでは、比嘉大吾選手のプロフィールや戦績、エルナンデス選手との試合概要、結果をご紹介します。

▼同日開催、他の世界戦の結果はこちら
田中恒成 vs アンヘル・アコスタ

拳四朗 vs ガニガン・ロペス

 

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◆比嘉大吾ベルト挑戦概要

<概 要>
比嘉大吾選手は、デビュー以来12戦12勝12連続KOをマークしています。また、その勝ち星の内容を見ると、日本人選手が戦績を積み上げるのが難しいと言われている敵地タイを主戦場にしての勝利を積み上げています。

会長の具志堅さん以上のハードパンチを持っており、具志堅さんも「自分の現役時代よりも強い」と評価しています。

さて、比嘉選手が挑戦する王者、ファン・エルナンデス選手はメキシコのエリート養成プログラムで育った技巧派ボクサー。

巧みなステップで相手の正面に立つことなく、スピードある攻守で相手を翻弄。正確なパンチに定評があります。

比嘉選手との対戦がエルナンデス選手の初防衛戦となります。試合はパワーとスピードのぶつかり合いといった様相を呈しそうですが、どんな試合になるのか楽しみです。

<日 時>
2017年5月20日(土)
※この日はトリプル世界タイトルマッチとなっており、以下の選手の試合も予定されています。
・村田諒太 VS アッサン・エンダム
・拳四朗 VS ガニガン・ロペス

<開催場所>
東京都・有明コロシアム
(東京都江東区 有明2-2-22)

 

◆ファン・エルナンデス戦結果

○ 比嘉 大吾

6R TKO勝ち

● ファン・エルナンデス

25年ぶりの沖縄チャンピオンが誕生!!
具志堅会長と同じ21歳でチャンピオンになるという夢を叶えました。

そして、全戦KO勝利で世界王者獲得は、日本ボクシング史上初の快挙となりました。

<試合について>
試合は比嘉選手が積極的に前に出、エルナンデス選手にプレッシャーをかけます。一方、エルナンデス選手は、スムーズな足の使い方で比嘉選手の正面に立たないフットワークを見せます。

2Rに比嘉選手はエルナンデス選手が出てきたところに合わせて、左フックを決めてダウンを奪います。

5Rには飛び上がるように踏み込んだ左フックが炸裂し、2度目のダウンを奪い完全に主導権は比嘉選手に。エルナンデス選手は、反則すれすれで比嘉選手からなんとか逃れます。

そして、6R、怒涛の攻めを見せ、エルナンデス選手から何度もダウンを奪い、ラウンド残り10秒でエルナンデス選手を仕留め、WBC世界フライ級王者となりました。

 

<2017.5.20追記>
5月19日、公式計量(フライ級リミット50.8kg)が行われました。比嘉大吾選手は問題なく計量をパスしましたが、王者ファン・エルナンデス選手は1回目の計量で200グラムのオーバー。

その後、2時間の猶予を与えられましたが、30分もしないうちにお水を飲み、計量放棄とみなされ王座はく奪となりました。

なお、2度目の非公式の計量では52.1kg(1階級上のフーパ―フライ級並み)と1kg以上オーバーしていたそうです。試合は比嘉選手が勝利で新王者に、引き分けか負けで王座は空位となります。

ちなみに、試合当日、午後4時にエルナンデス選手は非公式の計量を行います。この時点で、エルナンデス選手が著しく体重を戻していた場合、比嘉陣営が試合を認めなければ、試合不成立の可能性もあります。

2017年4月23日に行われたWBO世界バンタム級タイトルマッチで大森将平選手が挑戦した王者マーロン・タパレス選手も計量オーバーで王座をはく奪されていました。

 

20日再計量では、元王者が20分遅刻で会場に到着。計測が行われ、両陣営が合意する約4.5kg以内に収まったことにより、試合は行われることになりました。

 

◆比嘉大吾プロフィール

生年月日 1995年8月9日(22歳)
身 長 160cm
出身地 沖縄県浦添市
出身校 宮古工業高校
所 属 白井・具志堅スポーツジム
デビュー 2014年6月17日
スタイル 右ボクサー

<略 歴>
比嘉選手がボクシングを始めたきっかけは、高校受験を控えた中学生の時、具志堅会長のKOダイジェストを見たことからでした。

比嘉選手は、小・中学校と野球をしていて高校でも野球をするつもりでしたが、「会長の映像を見て、ピーンときた」というほど現役時代の具志堅会長が対戦相手を倒しまくる姿に魅了されたそうです。

比嘉選手は父のアドバイスもあり、元プロボクサーで日本ランカーだった知念健次さんが指導する宮古工業高校に進学し、ボクシング部に入部。

最初の頃はスパークリングのたびに滅多打ちにされ、ばれないように悔し涙を流していたそうです。それでも、毎日練習に励み、知念監督から“攻める闘志”を教え込まれました。

ちなみに、比嘉選手の同級生には“中部の怪物”こと田中恒成選手や“モンスターの弟(※1)”井上拓真選手らといったとんでもない世代がひしめいています。
※1…モンスター=WBO世界S.フライ級王者井上尚弥選手

 

高校時代の比嘉選手は、全国優勝の経験はなく国体ベスト8が最高でした。しかし、ボクシング部の顧問・下地恵茂さんを介し、具志堅会長に比嘉選手の存在が耳に入ります。国体終了後、比嘉選手の父のもとに具志堅会長から電話が入り、プロ転向の誘いを受けることとなります。

具志堅会長は宮古島の比嘉選手を訪ね、培ってきた“攻める闘志”に「プロ向き」だと惚れ込んだそうです。

そして、具志堅会長はプロ転向の会見で「5年以内に世界を獲らせたい」とメディアに宣言。比嘉選手は、内心「(5年は)早い」と思ったそうですが、実際はわずか3年で世界挑戦を実現させました…(笑)

 

さて、白井・具志堅スポーツジムに所属することとなった比嘉選手は、内藤大助さんを指導し、IBF世界ライトフライ級王者、八重樫東選手のトレーニングに参加する野木トレーナーに鍛えられ、めきめきと力を付けていきます。

デビュー戦後、繰り出される強打で対戦相手を次々にマットに沈めます。そして、日本人選手にとって鬼門と言われる敵地タイで、14戦全勝のコンファー・CPフレッシュマート選手とWBCフライ級ユース王座を掛けて対戦。

敵地で圧倒的不利な中、夢中で攻め続け7RKOで勝利し、見事王座を獲得。この勝利を機に防衛戦も2度成功し、急成長を遂げました。

その後、OPBFフライ級王座獲得、初防衛成功と順調にキャリを積み上げ、いよいよ世界初挑戦というところまでこぎつけました。

 

2017年5月19日、王者ファン・エルナンデスは計量オーバーで王座はく奪という事態になりました。そして翌日、試合当日の計量で両陣営がエルナンデス選手の体重について合意し、予定通り試合は実施。

序盤から比嘉選手が前王者エルナンデスにプレッシャーをかけ、試合を有利に進めます。2R、5Rにダウンを奪うと、6Rでは怒涛のラッシュで何度もダウンを奪い、試合を決めました。

比嘉選手は具志堅会長と同じく「21歳で世界王者」という目標を達成。そして、全戦KO勝利で世界王者獲得は、日本ボクシング史上初の快挙となりました。

 

<記事中>

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◆比嘉大吾&エルナンデス戦績一覧

※プロ戦績は「BoxRec」を元に作成

<比嘉 大吾>

【戦績】
・プロ
 13戦13勝(13KO)無敗
 ラウンド数/48、KO率/100%
※2017.5.20更新

※対戦相手の勝敗は比嘉選手との対戦時の戦績
<13戦目/2017年5月20日>
vs J.エルナンデス(メキシコ)/34勝2敗0分
6R TKO勝ち/WBC世界フライ級王座獲得!!

<12戦目/2017年2月4日>
vs D.ディオコス(フィリピン)/10勝1敗3分
4R TKO勝ち

<11戦目/2016年11月5日>
vs F.カグブコブJr(フィリピン)/6勝2敗5分
4R KO勝ち/OPBFフライ級王座初防衛①

<10戦目/2016年7月2日>
vs A.ディアレ(フィリピン)/31勝9敗3分
4R KO勝ち/OPBFフライ級王座奪取

<9戦目/2016年3月5日>
vs R.オリベロス(フィリピン)/7勝1敗1分
2R TKO勝ち/WBCフライ級ユース王座防衛②

<8戦目/2015年11月7日>
vs R.テソリオ(フィリピン)/15勝6敗3分
10R TKO勝ち/WBCフライ級ユース王座防衛①

<7戦目/2015年7月24日>
vs K.CPフレッシュマート(タイ)/14勝0敗0分
7R KO勝ち/WBCフライ級ユース王座獲得

<6戦目/2015年6月8日>
vs C.アルファンテ(フィリピン)/11勝4敗0分
4R KO勝ち

<5戦目/2015年5月10日>
vs V.リベラ(フィリピン)/8勝1敗1分
2R TKO勝ち

<4戦目/2015年1月12日>
vs P.チャイヨンジム(タイ)/0勝1敗0分
1R KO勝ち

<3戦目/2014年8月22日>
vs W.P.シーサケット(タイ)/3勝5敗0分
2R TKO勝ち

<2戦目/2014年11月26日>
vs 藤井vs 敬介(宇都宮金田)/0勝2敗0分
1R TKO勝ち

<1戦目/2014年6月17日>
vs S.サックナロン(タイ)/0勝0敗0分
1R KO勝ち

 

<ファン・エルナンデス>

30歳、身長/159cm、リーチ/165cm
・プロ
 36戦34勝(25KO)2敗
 ラウンド数/144、KO率/69%

※対戦相手の勝敗はエルナンデス選手と対戦した時の戦績
※試合数が多いため、直近6試合を掲載
<36戦目/2017年3月4日>
vs Nawaphon Kaikanha(36勝0敗0分)
TKO勝ち/WBC世界フライ級王座獲得

<35戦目/2016年8月13日>
vs Dixon Flores(13勝4敗2分)
棄権によるTKO勝ち

<34戦目/2016年6月11日>
vs Omar Nino Romero(32勝5敗2分)
KO勝ち

<33戦目/2016年4月9日>
vs Luis Carrillo(17勝6敗1分)
KO勝ち

<32戦目/2016年2月6日>
vs Jesus Silvestre(31勝6敗0分)
TKO勝ち

<31戦目/2015年11月14日>
vs Raymond Tabugon(17勝3敗1分)
TKO勝ち

 

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