大学女子駅伝の日本一を決める全日本大学女子駅伝(杜の都駅伝)の出場校が、関東の予選会を最後に決定しました。オープン参加の選抜チームを含め26チームが、宮城県・杜の都を駈けます。
前回大会は、6連覇を目指した立命館大学をおさえ、松山大学が初優勝を飾りました。今年も松山大学と立命館大学が優勝候補の筆頭に挙がるでしょうが、個人的には名城大学や東洋大学が上位争いに加わるのではないかと予想しています。どうなるのか今から楽しみです。
ここでは、2017年全日本大学女子駅伝の出場校と大会日程やコース、テレビ放送などをご紹介します。
<2017.10.28追記>
2017年10月28日付、「YOMIURI ONLINE」配信のニュースによると、松山大学にケガ人が続出しており、チームの状態は万全ではないそうです。特に、前回大会4区で区間新記録を出した高見沢里歩選手が9月末に左太ももの肉離れを起こした影響で区間エントリーから外れました。さらに、主力の古谷奏選手がケガで欠場、高見澤安珠選手もケガで補欠に回っています。非常に連覇が難しくなりましたが、何とかシード権の獲得はしてほしいところです。
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2017年予選会の結果
◆第35回全日本大学女子駅伝概要
<日時>
2017年10月29日(日)
12時10分スタート
<スタート ~ フィニッシュ>
6区間:38.0km
▼スタート
弘進ゴムアスリートパーク仙台
(仙台市陸上競技場)
▼フィニッシュ
仙台市役所前市民広場
<参加チーム>
▼シード校
第34回大会上位8チーム
松山大学、立命館大学、名城大学
京都産業大学、大東文化大学、大阪学院大学
日本体育大学、東洋大学
▼予選会突破校
各地区の予選会を勝ち上がった17チーム
▼選抜チーム
オープン参加の東北学連選抜1チーム
◆全日本大学女子駅伝2017 出場校
【#杜の都駅伝】
とうとう明日に迫る杜の都女子駅伝、出場校のたすきが揃ったようです!
日本テレビ系列で12時から放送されますので皆さん是非ご覧ください😊!#青春に駆けろ pic.twitter.com/KWdIUDUMS5— 日本学生陸上競技連合 (@iuauj) 2017年10月28日
シード校
松山大学
10年連続10回目
優勝回数:1回(2016年)
立命館大学
28年連続28回目
優勝回数:10回
2011年~2015年(5連覇)ほか
名城大学
19年連続19回目
優勝回数:1回(2005年)
京都産業大学
24年連続24回目
優勝回数:4回
1994年~1997年(4連覇)
大東文化大学
7年連続7回目
過去最高順位:2位(2015年ほか)
大阪学院大学
9年連続24回目
過去最高順位:3位(2014年)
日本体育大学
6年連続29回目
過去最高順位:3位(1991年ほか)
東洋大学
5年連続5回目
過去最高順位:8位(2016年)
地区予選突破校
北海道地区選考会
札幌国際大学
初出場(※2017年4月創部)
東北地区選考会
東北福祉大学
11年連続15回目
過去最高順位:14位(2015年)
関東地区選考会
東京農業大学
5年連続25回目
優勝回数:1回(1992年)
城西大学
23年連続24回目
優勝回数:2回(1998年、2000年)
順天堂大学
3年連続25回目
過去最高順位:4位(1995年)
白鷗大学
4年連続22回目
過去最高順位:8位(2009年ほか)
玉川大学
3年ぶり17回目
過去最高順位:3位(2001年)
中央大学
2年連続27回目
優勝回数:2回(1989年、1993年)
北信越地区選考会
新潟医療福祉大学
6年連続6回目
過去最高順位:24位(2016年ほか)
東海地区選考会
中京大学
10年連続33回目
過去最高順位:3位(1984年)
関西地区選考会
関西大学
10年連続10回目
過去最高順位:3位(2015年ほか)
大阪芸術大学
2年連続5回目
過去最高順位:13位(2014年)
関西外国語大学
4年連続4回目
過去最高順位:13位(2016年ほか)
中国四国地区選考会
東亜大学
2年ぶり11回目
過去最高順位:11位(2011年)
九州地区選考会
福岡大学
8年連続29回目
過去最高順位:2位(1993年)
活水女子大学
2年連続2回目
過去最高順位:23位(2016年)
鹿屋体育大学
10年連続14回目
過去最高順位:4位(2013年)
選抜チーム
東北学連選抜
2005年よりオープン参加
※本大会は、山形大学、福島大学、東北大学、石巻専修大学より8名選抜されます
◆全日本大学女子駅伝コース
全日本大学女子駅伝は、仙台市陸上競技場をスタートし、仙台市役所前市民広場をフィニッシュとする6区間38.0kmのコースとなっています。
以下、各区間について簡単に説明すると…
▼1区 6.4km
1区は仙台市陸上競技場からスタートする6.4km。コースは比較的平坦でレースの流れに乗るため、スピードランナーが起用されます。
また、終盤まで先頭集団が団子状態で並走することも多く、残り1kmからの駆け引きに注目。
▼2区 5.6km
2区は、1区と同じく周回コースの5.6km。1区で遅れたチームが巻き返しを図るごぼう抜き区間。
前回大会では、14位で襷を受けた松山大学の緒方美咲選手が、11人を抜く快走を見せてくれました。
▼3区 6.8km
3区は2番目に長い距離で、市の中心部を走り抜けます。この区間では各チームの実力者が揃い、後半戦に差し掛かって白熱したレースが展開されます。
▼4区 4.8km
最も距離が短い4区では、エース級が揃う5区の繋ぎにもなり、少しでも好位置でタスキを渡したい区間です。
コースは、緩やかなアップダウンが続くことと、距離が短いためスピード自慢の選手が配置されます。
▼5区 9.2km
最も距離が長く各チームのエースが起用されます。コースは長い上りもあり、ラストスパートにどれぐらいの体力を残しておけるかなど、ペース配分も重要です。
逃げるチームも追いかけるチームも、この5区を任される選手に勝負の命運が掛かっています。
▼6区 5.2km
スタート直後に折り返すとほぼ5区と似たコースを走り、仙台市役所前広場を目指します。
ゴール付近は各大学の応援団による応援合戦もみどころです。
<全日本大学女子駅伝コース>
◆テレビ放送日程
<地上波放送局>
日本テレビ系列で全国生中継
<放送日>
2017年10月29日(日)
<放送時間>
12:00~14:35
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