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八重樫東 5.21世界戦│IBF暫定王者メリンドとの王座統一戦の結果は?

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2017年5月21日(日)、東京・有明コロシアムでボクシング、IBF世界ライトフライ級王者・八重樫東選手とWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥選手のダブル世界戦が行われます。なお、前座では2012年ロンドン五輪バンタム級銅メダリストの清水聡選手も登場するとあってこちらも注目されます。

さて、八重樫選手はIBF暫定王者ミラン・メリンド選手との王座統一をかけた3度目の防衛戦となります。3階級制覇を達成している八重樫選手にとって13度目の世界戦。試合に向けての仕上がりも順調で井上選手と共に防衛成功が期待されます。

ここでは、八重樫東選手のプロフィールや戦績、ミラン・メリンド選手との試合概要、結果をご紹介します。

 

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◆八重樫東vsメリンドについて

八重樫東選手と対戦するミラン・メリンド選手は、2016年11月26日、八重樫選手が負傷のため設けられた暫定王座決定戦で判定勝ちをおさめ、IBF世界ライトフライ級暫定王者に。そして、今回王座統一をかけて対戦することとなりました。

メリンド選手は元WBOアジアパシフィック・ミニマム王者で戦績は37戦35勝(12KO)2敗とキャリアも十分な選手。一方、八重樫選手もメリンド選手同様豊富な経験を有しており、ベテラン同士の戦いとなります。

なお、八重樫選手はここ2戦、格下相手にやや手こずり、精彩を欠いた試合が続いています。メリンド戦で同じような試合をしてしまうと足元をすくわれかねないので、本来の実力を発揮することが必須と思われます。

ただ、5月13日の日刊スポーツによると、最近にない仕上がりを見せており、ケガもなく順調に来ているとのこと。八重樫選手は「(試合では)いつもいっぱいいっぱいですから」と語っていますが、粘り強く頑張ってほしいです。

<日 時>
2017年5月21日(日)
※八重樫選手以外にこの日は井上尚弥選手の防衛戦とロンドン五輪男子バンタム級銅メダリスト清水聡選手のプロ3戦目も行われます。
・井上 尚弥 vs リカルド・ロドリゲス
・清水 聡 vs 山本 拓哉(フェザー級8回戦)

<開催場所>
東京都・有明コロシアム
(東京都江東区 有明2-2-22)

 

◆ミラン・メリンド戦結果

● 八重樫 東(大橋ボクシングジム)

1R TKO負け

○ ミラン・メリンド(フィリピン)
八重樫選手は3度目の防衛失敗。暫定王者だったメリンド選手が王者となりました。

まさか、八重樫選手が1回KO負けを喫するとは想像もできませんでした。

立ち上がり八重樫選手が積極的に前に出、ジャブで様子を見ていましたが、打ち合いになったところでメリンド選手の左フックが八重樫選手のこめかみに綺麗に入り、1回目のダウンとなります。

その後、ダブルの左アッパーで2度目のダウン、そして、最後は右ストレートがあごに決まりノックアウトとなりました…。

負けてしまったのは残念ですが、一番悔しいのは八重樫選手でしょうね…。今後の去就がどうなるのか気になります…。

 

<記事中>

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◆八重樫東プロフィール

生年月日 1983年2月25日(34歳)
身 長 162㎝
出身地 岩手県北上市
出身校 拓殖大学
所 属 大橋ボクシングジム
デビュー 2005年3月26日
スタイル 右ボクサー

<略 歴>
八重樫選手の名前は「東」と書いて「あきら」と読みます。初対面の人に正しい読み方で名前を呼ばれたことが無かったそうで、なぜこのような読みになったかは「よくわからない」とのこと。

ちなみに、八重樫選手のオフィシャルブログは
「あずまじゃなくてあきらです」というブログ名が付けられています。

さて、そんな八重樫選手ですが、小学校時代は野球に勤しみ、中学生になると漫画「スラムダンク」の影響でバスケットボールを始めます。そして、高校に入ってからもバスケットボールを続けようとしますが、八重樫選手が進学した黒沢尻工業高校はレベルが高く、小柄な八重樫選手は入部を諦めることに。

そして、なんか違うことをやろうと考えていた矢先、友達に誘われボクシング部に入部することになりました。なお、八重樫選手は幼い頃より漫画を読む習慣があったそうで、その中にはボクシング漫画(あしたのジョー、がんばれ元気、はじめの一歩)も含まれていて、ボクシングを始めるちょっとしたきっかけになったそうです。

高校に入りたての頃は体重も40kg前後しかなく、体の大きな選手と対戦すると一方的にやられていたそうです。それが悔しくて相手を負かすためにボクシングを続けることになりました。

高校2年生の時、3年生のライトフライ級の選手が減量がきつくて国体出場を辞退したため、1階級下の八重樫選手に出場の話が来ます。そして、階級を上げ、初めて臨んだ国体で、見事3位入賞を果たし自信がついたそうです。翌年のインターハイではモスキート級で優勝をしました。

 

高校卒業後、拓殖大学に進学。大学2年の時、国体でライトフライ級で優勝。ちなみに、八重樫選手にとって国体は、勝ったり負けたり、いろんな経験をし、思い出深い大会とのこと。そして、大学卒業後、大橋ボクシングジムに入門します。

2005年3月、プロデビューを果たしKOで初勝利を飾ります。以降、勝ち星を積み5戦目でOPBF東洋太平洋ミニマム級王座に挑戦。5回KO勝利で当時の日本最速タイ記録で王座獲得。防衛戦を1度行い、世界挑戦のため王座を返上します。

2007年6月、日本人最短での世界王座獲得を目指しイーグル京和さんのWBC世界ミニマム級王座に挑戦
。しかし、2Rに偶然のバッティングにより顎を2か所骨折するなど思うように戦えず0-3の判定負け。王座獲得となりませんでした。

その後、日本王座の獲得や3度の防衛戦を経て、2011年に再び世界に挑戦します。WBA世界ミニマム級王者ポンサワン・ポープラムック選手と対戦し、序盤から激しい打ち合いになりましたが、10回TKO勝ちで世界王座獲得。前回の挑戦から4年が経っていました。

次戦では井岡一翔選手と日本プロボクシング史上初の現役世界王者同士による団体王座統一戦が組まれ注目を集めました。

試合は序盤から互角の戦いとなり、激戦を繰り広げることとなります。八重樫選手の持ち味をフルに生かした戦いになりましたが、試合は判定にもつれ込みます。結局、きわどい判定ながら0-3で敗れ王座陥落となりました。

 

その後、フライ級に階級を上げ、2013年4月、WBC世界フライ級王者五十嵐俊幸選手に挑戦。試合は12回判定にもつれ込みましたが、序盤からペースを握っていた八重樫選手が大差で判定勝ち。2階級制覇を達成。3度防衛を成功させます。4度目の防衛戦で無敗で軽量級最強の「ロマゴン」ことローマン・ゴンサレス選手を迎え討ちます。

試合はロマゴン選手優勢で運びますが、歴史に残る激戦となりました。八重樫選手は「打たれたら打ち返す根本的な勝負しかできなかった」と振り返っています。しかし、ロマゴンの繰り出すハードパンチを受け、顔を腫らしながらもひるまず、八重樫選手は打ち返し真っ向勝負を挑みました。

八重樫選手は粘り強く食らいつきましたが、9回激しい打ち合いの末、最後はロマゴン選手の左フックでダウンを奪われ、初のKO負けを喫することとなりました。王座陥落となりましたが、ロマゴン選手は「八重樫はパワフルでいいボクサー。一番強かった」とコメントをしています。

 

そして、再び世界王者になるべく3階級制覇を目指して、ライトフライ級に転向。井上尚弥選手の王座返上に伴い、WBC世界ライトフライ級王座決定戦に挑みますが失敗。

引退が囁かれましたが現役続行を発表し、ノンタイトル戦などを経て、2015年12月IBF世界ライトフライ級タイトルマッチに挑戦。試合は判定にもつれこみ大差の3-0で八重樫選手の勝利。3階級制覇達成となりました。

2017年5月21日、3度目の防衛戦が行われました。しかし、残念ながら対戦相手のミラン・メリンド選手に1R3回のダウンを奪われ、TKO負け…王座陥落となりました。

試合直後の取材で八重が選手は「やりたいなと思ったらやるし、もういいと思えば辞める。ずっと勝ち続けてきた人間ではないので、負け慣れている部分もある。いろいろな山を越えてきて、また大きな山があったんだな」と今後については明言しませんでした。どうなるのか…気になります。

 

◆八重樫東戦績一覧

※プロ戦績は「BoxRec」を元に作成

【戦績】
・アマチュア
 70戦56勝(15KO/RSC)14敗

・プロ
 31戦25勝(13KO)6敗
 ラウンド数/235、KO率/42%

※対戦相手の勝敗は八重樫選手との対戦時の戦績
<31戦目/2017年5月21日>
vs ミラン・メリンド(フィリピン)/35勝2敗0分
IBF世界ライトフライ級王座統一戦
1R KO負け/王座陥落

<30戦目/2016年12月30日>
vs S.ゴーキャットジム(タイ)/31勝5敗0分
12R TKO勝ち/IBF防衛②

<29戦目/2016年5月8日>
vs M.テクアペトラ(メキシコ)/13勝6敗3分
12R 判定勝ち(2-1)/IBF防衛①

<28戦目/2015年12月29日>
vs J.メンドーサ(メキシコ)/24勝2敗1分
12R 判定勝ち(3-0)
IBF世界ライトフライ級獲得!!3階級制覇

<27戦目/2015年8月20日>
vs S.サイド(インドネシア)/2勝2敗0分
3R KO勝ち

<26戦目/2015年5月1日>
vs S.ポスワンジム(タイ)/1勝11敗0分
2R TKO勝ち

<25戦目/2014年12月30日>
vs P.ゲバラ(メキシコ)/23勝1敗1分
7R KO負け
WBC世界ライトフライ級王座獲得失敗

<24戦目/2014年9月5日>
vs R.ゴンサレス(ニカラグア)/39勝0敗0分
9R TKO負け/WBC王座陥落

<23戦目/2014年4月6日>
vs O.サレタ(メキシコ)/15勝3敗0分
9R KO勝ち/WBC防衛③

<22戦目/2013年12月6日>
vs E.ソーサ(メキシコ)/49勝7敗0分
12R 判定勝ち(3-0)/WBC防衛②

<21戦目/2013年8月12日>
vs O.ブランケット(メキシコ)/32勝5敗1分
12R 判定勝ち(3-0)/WBC防衛①

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◆ミラン・メリンド戦績

ミラン・メリンド(29歳)
身長/157cm

【戦績】
・プロ
 37戦35勝(12KO)2敗
 ラウンド数/275、KO率/32%
 デビュー/2005年9月17日

※対戦相手の勝敗はメリンド選手との対戦時の戦績
※直近6試合の戦績を掲載
<37戦目/2016年11月26日>
vs Teeraphong Utaida/31勝4敗1分
判定勝ち(3-0)
IBF世界ライトフライ級暫定王者

<36戦目/2016年5月28日>
vs Maximino Flores/19勝2敗0分
判定勝ち(負傷判定)

<35戦目/2015年11月28日>
vs Victor Emanuel Olivo/9勝0敗0分
判定勝ち(2-1)

<34戦目/2015年5月30日>
vs Javier Mendoza/23勝2敗1分
判定負け(負傷判定)

<33戦目/2014年11月15日>
vs Saul Juarez/20勝3敗0分
判定勝ち(3-0)

<32戦目/2014年5月10日>
vs Jose Martin Tecuapetla/11勝5敗2分
判定勝ち(2-0)

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